4話 ページ4
コンコン
「お、ビスタか？」
ガチャリとドアを開けて入って来たのは、ジョズ。
生き残りの見張りの交代時間である。
「交代だエース。……まだ起きないのか」
ちらりとAを見てビスタは言った。
生き残り、Aの傷は少しずつだが癒えてきている。だが、
かれこれ3日間、Aは目を覚ましていない。
「ああ、なあビスタ23発の銃弾、
刀傷15も受けて生きてるなんて
奇跡だと思わねぇか？おまけにあの毒ガスも吸ってたんだ
まるで生かされてるみてぇ……」
「何、23発…？!15……？‼」
「起きたら親父に報告よろしくな」
「あ、ああ……承知した」
そしてその次の日。やっとAは目を覚ました。
だが＿＿＿
ㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤ
ズキリ、ズキリと心臓が拍をとるように体が熱くなる。
……っ痛い。
寝ていたのかと寝返りをうとうとした。
だが、カチャリと音がして、足も手も動かなかった。
それに驚き、目を開けてしまった。
「目を覚ましたか」
突然聞こえてきた声。
男……？なんで、いや違う。何で自分……生きて?‼
「すまないがしばらく枷は着けさせてもらう、待ってろ」
勝手にしゃべっている男の声は耳に届かない。
そして頭がやっと目を覚ましてきた。
自分は確かに奴らを殺した。
それに自分は怪我だらけだったはずだ
毒ガスもまいた。生きている理由が見つからない。
なぜ生きている?!
もう生きる理由もないというのに。
混乱で整理が追いつかない。
真っ白な部屋、だが天井は木の板で。
クスリの匂い、病室か？
＿＿＿つまり、助けられた？……でもなぜ両手両足に鉄の鎖がついてる？
その時。ピリリと電気のようなものが体を走った。
同時にキィ……とドアが開く音がする。
目だけを音がする方向にやると
自分の何倍もの大きさで白いひげをはやした男。
そしてさっきの声の男とその仲間、
4人程が部屋に入ったきた。
「目ェ、覚ましたか小娘」
「自、分……女じゃ、ない」
「アァ？まあ目が覚めたんなら話ははやい。マルコ」
「了解」
一人の南国フルーツのような頭をした男が自分の方へ向かって歩いてくると
ポケットからカギを出し、腕にはめてある鉄の枷を解いた。
敵が、何を不用心に……
「面倒なことするんじゃねぇよい、話聞くだけだ、安心しろ」
「はっ……？」
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錦戸。(プロフ) - 蜜柑さん» 有難う御座います。白ひげ海賊団いいですよね^^ (2018年4月10日 17時) (
レス) id: 203568ffd1 (このIDを非表示/違反報告)
蜜柑(プロフ) - 錦戸。さん» 白ひげ海賊団大好きなので続き楽しみにしています (2018年4月9日 3時) (レス) id: 77722fac74 (このIDを非表示/違反報告)
錦戸。(プロフ) - 黒猫の涙さん» 有難う御座います、そう言って戴けて嬉しいです。更新頑張りますｂｂ (2018年4月4日 5時) (レス) id: 203568ffd1 (このIDを非表示/違反報告)
黒猫の涙 - 面白い！！続き読みたいです！楽しみにしてます。更新頑張って下さいo(*⌒―⌒*)o (2018年4月3日 23時) (レス) id: 857950a1df (このIDを非表示/違反報告)
錦戸。(プロフ) - わお、60位……ちょっともう怖くなってきてます。有難う御座います。 (2018年4月3日 22時) (レス) id: 203568ffd1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：錦戸。 | 作成日時：2018年3月31日 19時
