黄緑担当は僕です！【男主】

決心 ページ25

目黒サイド

今日は、撮影もかねてスノーマンのメンバー6人と初の顔合わせする日だ


唯のアパートまで迎えに行ってから、二人で電車乗って通勤。


流石のあいつも緊張してて、少し笑顔が引きつってる



目「緊張してる？」

俺が声をかけてみると、


『緊張って言わないで』

　そのワード聞くだけでちょっとえずきそう、と青白い顔を見せてくる



目「くはは、、お前、いつも鉄心なのになんで今日というときに弱っちいの」

『蓮も、予定の一時間前に僕を迎えに来たくせに…』

目「うるせぇ(笑)」



そんなくだらないやりとりをしてるうちに、事務所付近にたどり着く




念願の 初顔合わせ


退院した社長も、滝沢君も、大人がたくさん来る


そして、加入を受け入れてくれた6人の尊敬する先輩たちもいる


唯含め、加入メンバーの3人もいる


全員に誠意を見せるんだ


二度とないチャンス


未来を自ら掴み取るために。




隣の唯を見れば、彼はぼーっとした間抜け顔で歩いていた


スノーマンへの加入の話を持ち出されて数か月、、、唯も俺も相当悩んだ


相当滅入った。


元から華奢なあいつだけど、服の余り様が尋常じゃないし、いつもより目の下の隈が青黒い


でも、今の未熟な俺たちには、必死にしがみつくしかないよな



唯は唐突に拳を出して、俺の方へと突き付けてきた


『頑張ろうね、蓮』

そのひと言で、唯も最後の決心をちゃんと固めたことが伝わる


そして、俺はあいつの白い拳にコツンと自分の拳を当てた



目「気合で勝つ！」

『ふふ。よっしゃ！』

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