よわよわおツムのその人 ページ28
「…クソ、ガキィ……！！」
「いやいやいや、やってええ事と悪い事あるやろ。いい歳した大人が何子供にキレ散らかしとんねん笑えるぅ」
兄さんの服に視界は遮られているけど、また別の人の声がする。
…また、助けられちゃったなぁ。
「まぁこの2年よう頑張ってくれたな、後はオトナの出番やし、警備員さん。よろしゅう〜」
「しっかしタイミング的にも行動的にも…あんさんおつむ弱いんか？放送かかった当日なんて目が厳しくなるん当然やん…」
鳥井くんとシャオちゃんに抑えられていた児島先生は、警備員にその身を預けられた。
「後少し、後少しだったのに……！！A、Aは先生の事、大好きだもんね？君は僕と、僕と一緒に…」
うわ言のように呟いては私に問いかける児島先生。
兄さんに肩を抱かれながら、私は少し落ち着いた頭で言葉を考える。
「……先生の下の名前、りょうきって言うの、今初めて知りました」
「…嘘だ」
へな、と力を無くした先生を警備員さんが支える。
…そうして、彼は去っていった。
「にい、さん、ごめんね、私、私…」
「阿呆」
「……ほんっとに、何も無くて良かった…」
もう1回抱き締めると、兄さんは私の存在を確認するようにぎゅうぎゅうと何度も何度もしめつけてくる。くるしい。
「…あ、生徒会室…行って謝らないと」
「…生徒会長、此処に居るから行かんでええよ。しかもこんな事が起こった後やし…」
「…ぁ、そうだった」
くるり。体の向きを変えれば見知った人もいれば初めましての人もいて。
生徒会長はクツクツと肩を震わせて笑っていた。
私の視線に気付くと、会長は笑うのをやめて話しはじめた。
「ふぅ…まずは君に謝らないといけない。我が校の教師が君を危険な目に遭わせてしまった。申し訳ない。」
神妙な面持ちで言う会長に、何だか申し訳なくなってしまう。
「や、えと、ただの生徒会長に謝られるほど、学校が弱いのがわるいので…、？？ん、なんか違う…あ、助けてくれてありがとうございます。」
うんうんと唸っていると、兄さんが苦笑しながら私の言いたいことを代弁してくれた。
「グルッペンは何も悪い事しとらんし、助けてくれてありがとうやと。あっとる？」
「ん」
頷くと、会長はずのびっくりしたように目を見開いていた。
「…ほう、
結構！と会長は高笑いをした。
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ハク - 軍パロとか見てみたい､、煮干し受け取ってくれたら嬉しいです、、、 (2023年5月3日 7時) (
レス) @page40 id: b87c231ef8 (このIDを非表示/違反報告)
社(プロフ) - ポキ男さん» これからはniさんの受難が増えていきます…笑 コメントありがとうございます！ (2023年5月1日 21時) (レス) @page40 id: 573037bf60 (このIDを非表示/違反報告)
ポキ男 - niさんの「ああ、、、アーメン、、」がすごい好き、、、 (2023年4月18日 4時) (レス) @page19 id: 9d80ea5bad (このIDを非表示/違反報告)
社(プロフ) - ななさん» ！！？？？！！ごめんなさい今気づきました…！！2つ試作していたのが片方非公開になってなかったみたいです。すみません、御指摘ありがとうございます！ (2023年4月16日 10時) (レス) id: 573037bf60 (このIDを非表示/違反報告)
社(プロフ) - ユキさん» わ〜！嬉しいです！更新が遅いですが、どうぞよろしくお願いします。ありがとうございます！ (2023年4月16日 10時) (レス) id: 573037bf60 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：社 | 作成日時：2022年9月4日 15時
