複雑なその子 ページ22
シャオロンside
生徒会室。
仕事が残っているからと集まれる数人で、昼休みを返上して書類を片付ける。
「…シャオロン、手ぇ止まっとるで」
「っああ、すまんの。考え事しとってん」
「まさか女かぁ？…嘘やって、すまんすまん」
図星をつかれて、俺は咄嗟にロボロを睨みつける。
恋愛的な事でじゃないけど、女子の事を考えているのはあっていたから。
昨日友達になった風見A。Aと出会ったんは保健室で、珍しい知り合い方をした奴の1人。因みに他にはグルッペンとかがいる。
保健室で出会ったやつと友達になったことはあるか？と聞いても、あると答えるのは少数だろう。
今朝、階段で偶然ブッキングして教室まで一緒に行った。
俺ばっかりが話をしてても、Aは嫌な顔ひとつせず、一つ一つの話題を楽しそうに聞いてくれた。それが嬉しくて楽しくて。その時は、長い廊下が１メートルくらいに縮んだんかってくらいに時間が早く過ぎていった。
…明日はちょっと遅めに家出ようかなあ、また沢山話したいわ。
「…A？」
「えﾞ」
慌てて口を噤む。幸いにも、俺の間抜けな声は誰にも聞かれていなかった。
なんで此奴らからAの名前がでるんや。
Aはそこまで名が広まってる訳じゃないから、書類に名前が書いてある、とかはないやろうし。
まさか俺の口から漏れてた…？色々な思いを抱えつつ、声の主を見る。
その名を発してたのは兄さんだ。その視線はこっちではなく、窓をむいている。
なんや、先生ならそりゃ知っとるか…でもなんで、今その名前が出たんやろ。
グルッペンはそれが気になったのか、兄さんの視線の先を探り、何やら話をしていた。
聞く限り、Aを放課後、此処に呼び出すつもりらしい。
…もや。
「…風見Aって誰や、なんで呼び出しなんか…」
放送を頼まれたロボロはAの事を知らんらしく、作業の手を止めて生徒一覧表を手に彼女を探す。
もやもや。
「風見かあ、其奴俺のクラスにおるよ。」
名前があがったことに少し珍しそうに声のトーンをあげながら、クラスメートだと公言するゾム。
もやもやもや。
なんで、胸がざわつくんやろか。
待てよシャオロン。Aと知り合ったんは昨日やで？しかも今日だってちょっと話したぐらいやし、Aの他にも女友達なんか山ほどおる。
いや、いやいやいや。こんな、短期間の関係で？
…流石に、
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ハク - 軍パロとか見てみたい､、煮干し受け取ってくれたら嬉しいです、、、 (2023年5月3日 7時) (
レス) @page40 id: b87c231ef8 (このIDを非表示/違反報告)
社(プロフ) - ポキ男さん» これからはniさんの受難が増えていきます…笑 コメントありがとうございます！ (2023年5月1日 21時) (レス) @page40 id: 573037bf60 (このIDを非表示/違反報告)
ポキ男 - niさんの「ああ、、、アーメン、、」がすごい好き、、、 (2023年4月18日 4時) (レス) @page19 id: 9d80ea5bad (このIDを非表示/違反報告)
社(プロフ) - ななさん» ！！？？？！！ごめんなさい今気づきました…！！2つ試作していたのが片方非公開になってなかったみたいです。すみません、御指摘ありがとうございます！ (2023年4月16日 10時) (レス) id: 573037bf60 (このIDを非表示/違反報告)
社(プロフ) - ユキさん» わ〜！嬉しいです！更新が遅いですが、どうぞよろしくお願いします。ありがとうございます！ (2023年4月16日 10時) (レス) id: 573037bf60 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：社 | 作成日時：2022年9月4日 15時
