今日:6 hit、昨日:1 hit、合計:14,849 hit
小｜中｜大
×× ページ3
ふと気がつくと、私はどこかに一人で立っていた
視界は白い靄がかかったように霞んでいる
『A、今日は公園に行こう！』
声変わり直後のような、少し低い男の子の声が聞こえた
『うん、さかあがりできるようになったの、みせたげるね！』
そう返事をしたのは、幼い女の子
『すごいね！Aは運動が得意なんだ！』
『そうかな。✕✕くんみたいに、もっととくいになりたいな！』
ノイズがかかったように、なんて呼んだのかはわからなかった
霧が晴れるように、視界が明るくなった
｢……私？｣
男の子の顔は見えないまま
けれど、そこにいたもう一人は紛れもなく、幼い頃の私だった
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 555人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「オリジナル」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：碧 | 作成日時：2022年2月13日 18時
