リモニウム〈yt×ym〉 (ページ25)

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ym side

涼「はぁ...」

あれから数日

全然気にしてないよ

そう書いた文章を削除ボタンで消した

　
あの後届いたのは

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勝手なことして本当にごめんなさい。
酔ってたとはいえ、酷いことして、
顔も見たくないのは分かってます。
でも一度話をさせてください。
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堅苦しい、裕翔らしい文章

____「.....ゆうっ.......ん.......！？」

はじめてだった。

合わさった唇にも自分の免疫のなさにも驚いて

裕「っ、...」

裕翔を突き放してしまった。

嫌じゃなかった、

むしろ....うれしかった。

涼「ぷはっ、..........っ.」

悲しい、寂しいそんな裕翔の顔

何か喋れよ、俺

なんでもいいから...っ

圭「山ちゃーん、裕翔ー。ケーキ切ったよー」

圭「...どうしたの2人とも？」

涼「...なんでも、ないよ」

出たのはそんな言葉だけ。

結局裕翔とはそれっきり話せなかった

なぜかキャンパス内で一回も見かけないし
既読をつけたメールも書いては消して

涼「はぁ....」

何やってるんだろ

自分が情けなくなってまたため息をこぼした

涼「あ....」

涼「.......そろそろ行かなきゃ」

スマホに表示された日付を見てしばらく
"彼"に会いに行っていないことに気づいた

涼「バレないかな、」

重い腰を上げてお花屋さんへ向かった。