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食堂に着いて昼飯を食べてから


さっき借りた参考書を見ながら何やらノートに書いていく山田君


涼「昨日講義出れなくて。頑張って追いつかないと」

裕「えらいね。俺なんか今日の講義寝てたのに笑」

涼「不真面目だなぁ笑」



あぁ、俺もレポート書かなきゃな....
固いリュックのファスナーを引っ張る



涼「あーレポートかぁ大変だね」

裕「ほんと燃やしたいよ...笑」




......10分くらい経って


裕「.....無理」


1、2行は書いたけどなぜかやる気が起きなくて
しばらく山田君の手元を見つめてた


涼「ふふ、頑張れ頑張れぇ」


字かわいいなぁ、右に上がってくタイプね。

あ、いちごオレ飲んだ。女子じゃん。

なんてくだらない事ばっか考える俺とは
対照的に"教育学概論"と書かれた
難しそうな参考書を見つめる山田君。




裕「...ねえなんで山田君は教育学部に入ったの?」

涼「うーん。話すと長くなっちゃうなぁ」

裕「気になる。聞きたい。」


涼「えっとね



 .....俺、施設で育ったの。知念もそう。」




裕「え...

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作者名:。_。 | 作成日時:2020年8月19日 15時

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