告白の時間.3 ページ4
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｢んっ、･･･私･･･｣
｢茅野さん･･････よかった｣
｢茅野、平気？｣
｢･･･うん｣ﾌﾟｲ
｢？｣
｢｢ほぅー･･･｣｣←
なんか、ほんのりだけど･･･赤いよね顔？
｢カエデ、｣
｢茅野っち･･･｣
皆がカエデの名前を呼ぶ
その意味をくみ取ったのか
重たい口を開いて、話し始めてくれた。
｢最初は純粋な殺意だった。
けど、殺せんせーと過ごすうちに･･･
殺意に確信が持てなくなっていった･･･
殺せんせーには･･･、私の知らない
何か別の事情があるんじゃないか･･･
殺す前に、確かめるべきなんじゃないかって･･･
でもその頃にはっ、触手に宿った殺意が膨れ上がって
思いとどまることを許さなかった｣
｢｢｢｢･･･｣｣｣｣
｢･･･馬鹿だよね、皆が純粋に暗殺を楽しんでいたのに
私だけ一年間、ただの復讐に費やしちゃったっ･･･｣
｢茅野｣
｢･･･！｣
｢茅野にこの髪型を教えて貰ってからさ
僕は、自分の長い髪を気にしなくて済むようになった。｣
渚君、
｢茅野も言ってたけど
殺せんせーって名前、
皆が気にいって１年間使ってきたっ
目的が何だったとか、どうでもいい。
茅野はこのクラスを一緒に作り上げてきた仲間なんだ
どんなに、ひとりで苦しんでいたとしても･･･
･･･全部演技だったなんて言わせないよ
みんなと笑った沢山の日々が
殺せんせーは、みんな揃ったら
全部話すって約束した。
先生だって成人じゃない
いいことばかりしないのはみんな知ってる。
でも聞こうよ！皆で一緒に｣
｢･･･うん･･･っ、
ありがとうっ･･･もうっ、演技やめていいんだっ｣
皆は、カエデに向かって
"うん"と言うかのように微笑んだ。
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作者名：sana | 作成日時：2017年1月7日 11時
