過程の時間 ページ26
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ドスッ
ドスドスッ
｢渚が一方的にやられてる･･･｣
｢いや、渚が1発入れたッ！｣
｢けど･･･
｢･･･そんだけ？｣
やっぱり、パワーの差が埋まらない･･･｣
｢カルマ君、わざと渚君の攻撃受けてるね。｣
｢渚の攻撃だって受けてるはずだぜ
一年、みっちり鍛えられできたんだから｣
｢カルマ君は過程を重んずる戦闘暗殺者です。
駆け引き、戦略、倒し方
そういう戦いの先にあるのが、彼の暗殺です。｣
｢･･････｣
｢片や渚君は
彼は、ひた向きに
勝利に繋がる一撃を探し続ける
そんな渚君の一撃、一撃を
カルマ君は堂々と受け止める。
そうやって勝てば
渚君も敗北を認めざる負えないでしょう。｣
ドサッ
｢っ！、渚っ｣
｢･･･かかと落とし･･･
喧嘩に持ち込まれちゃ、勝ち目ねぇよ･･･｣
｢渚、起きねぇぞ･･･｣
渚君が地面に付している間に
カルマは、トドメの一撃をくらわす為に
落としたナイフを手に取った。
そして、優しい目をして
殺せんせーの方に1度向いた･･･
｢っ、カルマ･･･｣
｢ふんっ！｣
トドメの一撃を･･･
｢っ！！｣
｢猫騙しっ･･･！｣
｢渚君っ！｣
｢狸寝入りしてたのかっ
この、一瞬、瞬間を狙って･･･｣
｢｢｢｢！！｣｣｣｣
｢舌を噛んでダウンを防いだっ！！｣
｢っ、！！｣ ギュッ
｢っ、渚っ！｣
｢これを防げばカルマの勝ち
これが決まれば、渚の勝ち･･････｣
｢って、｣
｢｢｢｢･･････？！！｣｣｣｣
｢ナイフをッ･･･｣
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作者名：sana | 作成日時：2017年1月7日 11時
