分裂の時間 ページ13
.
｢･･･なんだよ･･･
てめぇが招集かけるなんて珍しいな、渚｣
｢どうしても、相談したいことが｣
｢どうしたの｣
｢･･･出来るかどうかはわからないけど
殺せんせーの命を、救ける方法を探したいんだ｣
｢つまり、殺せんせーが
三月に爆発しないですむ方法を？｣
｢あてはあるの？｣
｢･･･今は、ない･･･ないけどっ、｣
｢・・・｣
渚君を見つめるカルマの目が
･･･いつになく真剣で、つめたい。
私も自分の気持ちを話した時。
一瞬だけど、同じような顔をされた。
｢私っ、賛成！
殺せんせーとまだまだたくさん生き物探したい！｣
｢倉橋さん｣
｢渚が言わなきゃ
私が言うをかと思ってた。恩返ししたいもん｣
｢片岡さん･･･｣
｢もう充分、暗殺を通して成長したしね｣
｢このから先は新しいチャレンジしていこうぜっ！｣
｢新シリーズ開幕だ｣
｢やらなきゃ後悔する。
ヤルだけやってみてもいいかもね。｣
｢皆･･･｣
各々が自分の気持ちをさらけ出す。
殺せんせーを助けたい、救いたい。
まだ一緒に、生きていたい と
だけど、
やっぱりこいつの表情も変わらないし。
見れば、莉桜もなんだか
納得のいかない顔をしている。
私は、決めた…つもりどけど
きっと、莉桜やカルマが言っていた気持ちもわかる。
その通りだと、的を得た言葉だと思う。
だから、何かを言い出そうとしている
そんな莉桜を黙って見てた。
｢こんな空気の中言うのはなんだけど
私は、"反対"｣
｢｢｢･･･え｣｣｣
｢
が私達の"絆"、そう先生は言った
この一年で築いてきたその"
私も本当に大切に感じてる。
だからこそ
殺さなくちゃいけないと思う。｣
｢中村･･･さん、･･･反対･･･？｣
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 45人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：sana | 作成日時：2017年1月7日 11時
