お見舞いの時間.3 ページ11
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｢･･･、俺、ちょっと飲み物買ってくるね
何がいい？てか、茅野ちゃん飲んで大丈夫？｣
｢うん、平気だよー
それに何でも、大丈夫｣
｢じゃあ｣
｢うん、気をつけてね｣
･･････ずっと、言うって思って
カルマが、タイミングをくれた･･･
来た時から、会話は出来たけど
意外なトラブル？が起きて
余計に混乱してた
でも、今なら落ち着いたし話せる。
｢カエデ、｣
ありがとう、カルマ。
｢何？｣
｢さっきの話に、付け足したいことがあるの･･･
聞いて貰っていいかな、｣
｢もちろんだよ。｣
｢その、これは受け売りだし、渚君も言ってたけど･･･
やっぱり自分を犠牲にする様な真似は間違ってると思う。
カエデがいなくなっちゃうなんて考えたくない･･･
もう、大切な人を私は失いたくない･･･｣
｢･･･Aちゃん｣
大丈夫、ちゃんと言えてる。
余計なお世話だって言われるかもしれない。
それでも、私の素直な気持ちだから。
カエデがいなくなるかと思って、不安になった。
｢だから、あんな真似はもう二度として欲しくない･･･｣
｢･･･ごめんね、Aちゃん｣
｢私は、カエデに助けて貰ったこと沢山ある。
まだ、返してないし、
返せるかどうかわからない･･･だけど･･･
いつか、返すからっ、それまでは
私のそばにいて欲しい･･･わがままだけど･･･｣
｢･･･｣
｢私が伝えたかったのはそれだけ。｣
｢･･･うんっ･･･｣
｢照れくさいね･･･((汗｣
こういう友達付き合いは
生まれて初めてだ。
こんなこと、友達に言ったことなかった。
この
この一年間で、築いた絆･･･大切な絆
だから･･････
･･････
ー･帰宅後･ー
｢･･････あのさ、｣
｢うん｣
｢俺、普通に話せてたよね。｣
｢そのこと、休み中に引きずったらって･･･｣
｢うん、わかってる。｣
｢私も曲げない。カルマも曲げない。
お互いに譲らない。
それに、考えてるのは私達だけじゃないんだから。｣
そう、この絆を
ずっとずっと、もっていたい。
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作者名：sana | 作成日時：2017年1月7日 11時
