Ｎｏ．119 未知の領域 ページ29
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参加種目の決定
それに伴う個々人の準備
二週間は･･･
あっという間に過ぎ
雄英体育祭、本番当日！！
ー･1-A控え室･ー
｢緊張するねぇっ！？｣
｢う、麗日さん落ち着いてっ！？｣
｢はい、お水｣
｢コスチュームきたかったなー｣
｢公平を期す為、着用不可なんだよ｣
｢皆!!準備は出来てるか!?もうじき入場だ!!｣
飯田君は相変わらずだし、
麗日さんは、かなり緊張してるし
私も･･･、一応、緊張、してる。
正直、相澤先生がどこまで
私を評価してくれてるかわからないけど…
｢緑谷｣
｢｢｢･･･？｣｣｣
｢！｣
｢轟くん･･････何？｣
｢客観的に見ても
実力は俺の方が上だと思う｣
ビクッ
｢うっ、うん･･････へ！？｣
何の話だろ･･･
轟君･･･、どうしたのかな･･･
いつもの雰囲気と違う･･･
｢おまえ、オールマイトに目ぇかけられてるよな｣
｢！！((汗｣
｢別にそこを、詮索するつもりはねぇが･･･
お前には勝つぞ｣
｢･･･｣
｢クラス最強が宣戦布告!!?｣
｢急にケンカ腰でどうした!?
直前にやめろって･････････｣
｢仲良しごっこじゃねぇんだ、何だって良いだろ･･･｣
｢･･････
轟くんが何を思って僕に勝つって言ってんのか･･･
は、わからないけど･･･
そりゃ、君の方が上だよ･･･
実力なんて、大半の人にかなわないと思う･･･｣
｢･･･｣
｢み、緑谷もそーゆーネガティブな事言わねぇ方が･･･｣
｢でも･･･！！
皆･･･他の科の人も本気でトップを狙ってるんだ
僕だって･･･
遅れを取るわけには、いかないんだ｣
｢･･･！｣
｢僕も本気で、獲りに行く！！｣
｢おお｣
｢･･････っ｣
多分だけど、今のデクの言葉で
他のみんなの気持ちに、改めて気合が入ったと思う
そう、ライバルはクラスメイトだけじゃない。
何だかんだで初めて他の科と競い合う。
1ーAの皆と違って、どんな個性かも知らない。
未知の領域
なんだか、すごくドキドキする。
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作者名：sana | 作成日時：2016年7月15日 21時
