Ｎｏ．70 初めて･･･ ページ26
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デク･･････
不安そうに見つめていると
大きく振りかぶった
そして、私の目の前で信じられない光景が起こった
｢!?、デ･･･ク･･･?｣
嘘、あんなの
普通の人間に出せる威力じゃない
なんらかの働きかけ、個性のようなものがないと
あんな、･･･ド派手な個性･･･
デクが･･････？
指が･･･腫れ上がってる･･･
私と同じで･･･、
個性を使ってこなかったの？
じゃなきゃ･･･
｢やっとヒーローらしい記録でたよー!!｣
｢指が腫れ上がってるっているぞ
入試の件といい、おかしな個性だ･･･｣
｢スマートじゃないねぇ･･･｣
え、なんで驚いてないの･･･!?
むしろ、みんな知ってるような口ぶりだけど･･･
入試の時に、見たの･･･？
｢っ･･･｣
｢っ、どういうことだ･･･｣
｢･･････豪君･･･？｣
声をかけた途端
豪君はデクに向かって一直線に駆け出す
｢ちょっｯ?!?豪君!!｣
｢ゴラァアアァッ!!
訳を言えっ！デクてめぇっ！！｣
致し方ないけど止めに行くしかっ･･･！
｢ぁ、｣
｢っ、ぐっ･･･！
な、なんだこの布っは、･･･硬てぇッ｣
｢炭素繊維に特殊合金の鋼線を編みこんだ捕縛武器だ
ったく、何度も何度も個性使わすなよ･･･
俺はドライアイなんだっ!!｣
｢｢｢｢((個性すごいのに勿体ないっ！！))｣｣｣｣
｢時間が勿体ない。次、準備しろぉ･･･｣
｢指、大丈夫!?｣
｢あ、うんっっ･･･｣
｢･･･っ、｣
ごめん、私どうしたらいいか分からない
だって、今目の前で見てたのは･･･
私の知らないデクだもん･･･
心配はしてるけど･･･
それ以前に･･･その、、
どうしたらいいかわからない気持ちがっ･･･
きっと、豪君と同じ気持ちなんだと思う
･･･騙されてたのかって思ってると思う
私は、知らないデクに対して･･･不信感をもったんだ･･･
ずっと、一緒だったのに･･･
ずっと、、、
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作者名：sana | 作成日時：2016年6月5日 3時
