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ジョギングのち運命 3 ページ4
暗くて気付かなかったが、明かりの元で真正面を向いた彼女の下着が雨で透けていた。
「！！ と、とりあえずこれを羽織っていろ」
バサッと頭から被せられた黒いライダースの背中にはBNCのロゴマーク。
「わあ、あ！大丈夫ですよ？ 貴方こそタンクトップだけで寒い
「す！透けているから…着てくれ…」
遮る様に彼は口元を手で覆いながら言った。
少し後ろを向いた彼の耳は赤かった。
「！！ ご、ごめんなさい、お見苦しいものを！！じゃあ…お借りしますね」
赤面しつつ受け取り大きなライダースを羽織るとふわっと男の匂いがした。
(ん…良い匂い…)
「有難うございます えっと…お名前…」
「バスコだ」
ん？あだ名かな？と思いつつ自分も名乗って感謝を伝えた。
「私はAAです！改めて、有難うございます、バスコさん」
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作者名：まんちかん | 作成日時：2021年2月3日 17時
