9月のち変化 3 ページ25
Aが走り去りぽかーんとする建築学科の面々。
翔瑠 「嵐のように去ってったな笑 なあ、バスコ…って、え…。」
振り向いたらバスコが真っ赤な顔をしながら石化していて、一瞬言葉を失った。
(ったく…でもこれでちゃんと自覚したか…?)
自分がAに恋をしているなんて、バスコは気付いていなかった。
しかし翔瑠はずっと傍に居るから分かっていた。
明らかにAを意識している事を。
「…翔瑠。 俺は病気なのだろうか?
…四宮が呼び捨てされててなんだか嫌な気分になった。
だが自分が呼び捨てされたら…心臓が痛くて熱くなった。」
「そりゃあ四宮に嫉妬したんだろ。」
「嫉妬… ……ああ。そうだな。
俺以外の男と手を繋いだり、いきなり呼び捨てしたりするのは嫌だ。」
ふぅ、と溜息をつき会話を続ける翔瑠。
「それさぁ、俺が聞いちゃったけど、Aにそのまま伝えた方が良いぞ?」
「うむ、そうしよう!流石翔瑠だ、感謝する!」
「ま、その前に他の挑戦者再開しなきゃだけどな笑」
周りは 何であんな可愛い子が、と妙なライバル意識で来た時よりも気合いが漲っていた。
「はっ!…よし、すぐに全員倒してやろう。」
建築学科からダッシュでトイレに逃げ込んだ私。
どうしよう…名前呼んだだけなのに…
こんなドキドキしたなんてっ//
絶対顔赤かった!今もだろうけど…
紅輝にはこんなに緊張しなかったのに。
やっぱり…
好き…
なのかな…
えー!どうしようっ!///
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作者名:まんちかん | 作成日時:2021年2月3日 17時