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ジョギングのち運命 5 ページ6
「え?」
しまった!!声に出ていた!!と動揺しつつなんとか平静を保とうとするバスコ。
「(咳払いをし)ど、同級生なんだ、敬語は要らないだろう」
「あ、そっか! じゃあ、さんもなしで…
バスコ!」
にこっと笑いながら手のひらを差し出された。
「?」
「これから宜しくね、の握手」
「ああ、宜しくな、A」
少し緊張したがぎゅっと握手を交わした。
「バ、バスコ? い、いつまで握手してようか?」
握手にしては長いこと握っていたらしい手を慌てて離した。
「す、すまない」
あわあわした後バスコの頭に犬の耳がしょぼんとしてるのが見えた。
「(くすくす ) 一見怖いお兄さんなのかと思ったけど、凄く良い人で可愛くて、今日このコース走って良かった! じゃあ私はそろそろ行こうかな」
そう言って軽く足首を回し走ろうとするA。
雨はもうパラつく程度に収まったが夜道を走る事には変わりない。
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作者名:まんちかん | 作成日時:2021年2月3日 17時