06. airplane ページ7
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次の日…
Aは色々と買い揃え、日本に行く準備は完了している。すると赤井から電話が
「もしもし」
《おはよう、準備は出来たか》
「おはよう、出来てるわ」
《今からジェイムズの車で迎えに行く》
「OK」
その15分後にジェイムズの車が到着した。ジェイムズとジョディに見送られ、Aと赤井は飛行機に搭乗したのであった。
飛行機の中───
「ねえ赤井、いい加減に髪切ったら?長過ぎるわよ」
「俺はお前と違って暇じゃない。そんな時間はないんでね」
「私の当直の時、暇って言ってたじゃない」
「それは夜中だったからだ。夜中に開いてる店なんてないだろ」
「まあそれは…そうだけど。あ、じゃあさ!」
「なんだ?」
「私が切ってあげようか?」
「…………いや、いい」
「えーなんで」
「お前は不器用だ。坊っちゃん刈りにされたらたまらんからな」
その言葉にムカッとしたAは、
ドカッ
「いて…なにをする」
ニット帽を取ったAは赤井の頭をグーで殴った
「不器用で悪かったわね!ホントに坊っちゃん刈りにしてやるわよ」
「それはやめろ。帽子を返せ」
「あ…」
ニット帽を取り返した赤井。実はこのニット帽は5年前にAからもらった物である。まだジョディと付き合ってない時だ。
「まだ使ってるのね、そのニット帽。赤井何種類も持ってるのに…」
「ああ、これが1番かぶり心地がいいんでね。それに…」
「?」
「お前からもらった初めてのプレゼントだからな」
と口角を少しあげて笑う赤井。Aのくれたこのニット帽は裏側に英語で文字が縫われてるので彼女がくれた物だと分かるのだ。
ドキ…
笑った顔にドキっとするA
「…っ」
「これをくれた直後に、お前は降谷君と付き合うことになったから何も貰ってないな。バレンタインくらいかくれるのは」
「ジ、ジョディからもらいなさい」
「いや、もうニットはいらんと言ってある」
「フフフ…なんか笑っちゃう」
「なんでだ?」
「そんなニット帽ばかりやらないでしょうに…」
「…まあな」
他愛もない話をしているうちに、Aは寝てしまった。赤井の肩に凭れかかった。
「カー…カー…」
「フ…もう少し可愛い顔をしてくれ。口開けて涎を垂らすな」
もちろん返事はない。
「カー…カー…」
「ん?」
すると赤井の肩にAの涎が垂れようとしたのを見て、
「っ!」
彼はすぐさま拭き取った。
「あぶない、もう少しで俺の服につくところだ」
拭き取り、Aの口を閉じたが肩を離そうとはしなかった。
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touko(プロフ) - Yumiさん» 赤井さんかっこいいですね!私も早くくっつけたいですがまだ先になりそうです(笑) (2020年2月17日 22時) (レス) id: bc4bf8fc59 (このIDを非表示/違反報告)
Yumi(プロフ) - 赤井さんかっこいい!早く付き合ってー!! (2020年2月17日 22時) (レス) id: 21adf2ae7d (このIDを非表示/違反報告)
ひな - はい!はじめましてです!分かります(*´ω`*) 赤井しゃんカッコイイです。一緒ですね♪ (2020年2月5日 1時) (レス) id: 623759395b (このIDを非表示/違反報告)
touko(プロフ) - ひなさん» はじめまして!赤井さんかっこいいですよねっ!私も大好きなキャラです(*´∀`*) (2020年2月4日 21時) (レス) id: bc4bf8fc59 (このIDを非表示/違反報告)
ひな - 私も赤井しゃん好きなので嬉しいいです! (2020年2月4日 19時) (レス) id: 623759395b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:kyoko. | 作成日時:2020年2月3日 14時