27. suddenly..2 ページ33
.
季節は変わり夏───
「祭りに行くのはいいが、バレないようにしろよ」
「わかってる。あんたは宮野明美と行かないの?」
「行く予定だ」
「ふーん、まあ楽しんでね?」
「お前も楽しんでこい」
赤井と少し会話。
Aは降谷と会う予定だ。今年は浴衣を着る予定だったが、潜入捜査もある為に断念した。降谷も公安の任務であまり時間が作れなかった。
アメリカからたった今日本に来日したことにしているA。
「零!」
「A」
いつもなら抱きあうが、人が多いためやめた。教師になってるAは生徒に遭遇しないよう、目立たないようにしている。
「会えて嬉しいわ!」
「僕もだよ」
「ねーどこからまわる?私、はし巻き食べたいな」
「…その前にちょっと話しがあるんだ」
「え?はなし…?」
降谷は無言でAの手を引く。
ひと気のない場所に連れて来られた。そしていきなり
「ンッ…」
「………」
降谷に濃厚なキスをされた。
「ンンッ…はあ…っ」
「…っ、」
「零…っ、ン…ンンッ」
息苦しくなったAは彼の胸板を押した。
「はぁ…はぁ、どうしたの?いきなりこんなキス…」
「A、ごめん…」
「え?」
「別れてほしい」
「っ!?」
突然の別れの言葉を告げられたAは、わけわからず、頭が真っ白になった。
「な、なんで…?」
「僕はこれから、ある組織に潜入捜査しなくてはならない。とても危険な連中だ、だから君を巻き込みたくない…」
組織と聞いて、Aはもしかしたら赤井が潜入してる組織と同じではないかと思った。
「だからって別れることは…」
「いや、組織の目がどこで光るか分からない。もし君と密会したとして君がFBIだとバレる可能性もある」
「………」
「君が僕のせいで殺されでもしたら…僕は冷静ではなくなってしまいそうだ。だから僕とは関わらない方がいい」
「でも…私」
「A、分かってくれ。僕は君を愛してる。だからこそこの道を選んだ。その組織を壊滅することが出来たなら…その時はまた僕と付き合ってほしい」
「零…」
「頼む…A」
降谷は頭を下げた。
「わかったから、頭をあげて」
「A…」
「潜入するのは…零だけなの?」
「いや、警視庁公安部の諸伏景光という僕の親友と一緒だよ」
「あ…警察学校のアルバム見せてもらったよね」
「そう、その5人のうちの1人だよ」
「零…くれぐれも気をつけてね。絶対死なないでよ!」
「当たり前だよ、僕を誰だと思ってる」
そう言いまたキスをした。恋人同士としては最後のキス。
甘く長いキスを交した。
28. bourbon→←26. how to call the name
303人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「名探偵コナン」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
touko(プロフ) - Yumiさん» 赤井さんかっこいいですね!私も早くくっつけたいですがまだ先になりそうです(笑) (2020年2月17日 22時) (レス) id: bc4bf8fc59 (このIDを非表示/違反報告)
Yumi(プロフ) - 赤井さんかっこいい!早く付き合ってー!! (2020年2月17日 22時) (レス) id: 21adf2ae7d (このIDを非表示/違反報告)
ひな - はい!はじめましてです!分かります(*´ω`*) 赤井しゃんカッコイイです。一緒ですね♪ (2020年2月5日 1時) (レス) id: 623759395b (このIDを非表示/違反報告)
touko(プロフ) - ひなさん» はじめまして!赤井さんかっこいいですよねっ!私も大好きなキャラです(*´∀`*) (2020年2月4日 21時) (レス) id: bc4bf8fc59 (このIDを非表示/違反報告)
ひな - 私も赤井しゃん好きなので嬉しいいです! (2020年2月4日 19時) (レス) id: 623759395b (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:kyoko. | 作成日時:2020年2月3日 14時