20. room ページ25
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とりあえず赤井からお金を借りたAは不動産で無事部屋を見つけた。米花町のアパートで、間取りは1LDKだった。
「よし、なかなか良いお部屋を借りられた!赤井に電話しよ」
プルルル…
《はい》
「赤井?私よ、部屋決まったわ。迎えに来て」
《わかった。ずいぶん早かったな、どこを借りたんだ?》
「米花町にある3階建てのアパートよ。1LDKで月々4.5万円!しかも敷金礼金なしっ」
《そうか、では俺もそこに住むとしよう》
「はあ!?」
そこに住むといった赤井にAはかなり驚く。
「あ、あんた…私と住む気!?何度も言うけどね、私には───」
《勘違いするなよ。俺も同じアパートで部屋を借りると言ってる》
「な、なによ…言い方が紛らわしいんだから」
《フ…一緒に住んでもいいならそうするが》
「駄目に決まってるでしょ!あんたはこれから宮野明美に接近するんだから」
すると、前に赤井のシボレーが停まった。窓を開けてタバコを吸いながら電話をスピーカーにして運転していたようだ。
「ああ、そうだな」
「もう…」
「乗れ」
「はいはい」
Aは電話を切って、右から助手席に乗る。
「お前のとなりは空いてるのか?部屋」
「ええ、空いてるわよ」
「そうか。ところでA」
「なに?」
「降谷君はお前が
「いいえ、あれから電話も来ないから。仕事忙しいみたい」
「……日本にいることは伏せておいたほうがいいだろうな」
「……」
「俺達はFBIだ。あまり定期的に恋人に会いにいかれても困る。目立つからな」
「そんなの私だって分かってるわよ」
「ん?」
「一度会ったら、次の夏祭りまで会わないって決めてるもの。この1回きりだと思って…そんな毎日会ったら零の周りにいる人達に気づかれる」
「わかってるならいいんだ。すまない」
赤井は、Aは何も考えてないわけじゃなかったんだと反省し、謝罪の言葉を口にした。
「いいよ、別に」
「降谷君は何の仕事をしているんだ?」
「それは…言えないわ」
「ほぉー…そうか」
夏まで会わないと言ったAに赤井は少し安堵の息をもらした。その意味は…Aと降谷がイチャイチャしてるのを想像したら腹が立ったからだった。
21. true feelings*→←19. reason
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touko(プロフ) - Yumiさん» 赤井さんかっこいいですね!私も早くくっつけたいですがまだ先になりそうです(笑) (2020年2月17日 22時) (レス) id: bc4bf8fc59 (このIDを非表示/違反報告)
Yumi(プロフ) - 赤井さんかっこいい!早く付き合ってー!! (2020年2月17日 22時) (レス) id: 21adf2ae7d (このIDを非表示/違反報告)
ひな - はい!はじめましてです!分かります(*´ω`*) 赤井しゃんカッコイイです。一緒ですね♪ (2020年2月5日 1時) (レス) id: 623759395b (このIDを非表示/違反報告)
touko(プロフ) - ひなさん» はじめまして!赤井さんかっこいいですよねっ!私も大好きなキャラです(*´∀`*) (2020年2月4日 21時) (レス) id: bc4bf8fc59 (このIDを非表示/違反報告)
ひな - 私も赤井しゃん好きなので嬉しいいです! (2020年2月4日 19時) (レス) id: 623759395b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:kyoko. | 作成日時:2020年2月3日 14時