14. first aid ページ15
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「着いたぞ」
と言って、車から降りた赤井は反対側のAが座る助手席のドアを開けた。
そしてまた横抱きしようとしたようだが…
「ちょっと待って！さすがにここではいい…」
「ん？何故だ」
「何故だじゃないよ…恥ずかしいのっ。肩を貸してよ」
「フ…わかった」
赤井はAの腕を自分の首に回し、Aの腰を支えた。
「う…」
「大丈夫か？」
「うん、大丈夫」
そしてそのまま３０６号室まで歩いた。赤井はAに合わせてゆっくり歩いた。
３０６号室──
「あいたたた…」
ベッドに座らせると、赤井はAの白い足を掴む。
「お前ストッキング履いてたのか…」
「う、うん…」
「脱げ」
「い、いやらしい言い方しないでよねっ/」
「いやらしい気持ちはない。捻挫した所をちゃんと見せろ」
「…っ、」
赤井はいつもの如く無表情だ。Aはスカートを少し捲ってストッキングを脱ぐ。
「かなり腫れているな…だが、病院に行くほどではなさそうだ」
(やだ、赤井の手の感触が……)
グッ
「痛ぁあっ！！」
赤井が少し足首を曲げるとAは悲鳴をあげた。
「すまん」
「なにすんのよ！すごく痛かった…」
「念の為、ちょっと動かした。待ってろ」
「う、うん…」
5分後、赤井は氷を持ってきた。
「これで冷やしてやろう」
「湿布とかでいいんじゃない？」
「いや、捻挫は氷で冷やしたほうが早く治る。炎症して熱を持ってるから腫れるんだ」
「湿布でも十分冷たいよ」
「湿布には冷やし効果はない。メントールの成分でそう感じるだけだ」
「そ、そうなんだ…知らなかった」
「これをしばらく当てておけ。そうだな…腫れが引くまでだ」
「わかった」
赤井は部屋を出た。
＊＊＊
暫くして、腫れが引いてきた。
「お…腫れがほんとに早く引いてきたかも」
そこまで痛くなくなったようだ。
「でもお風呂どうしよう…」
ドアの開く音がした。
「どうだ、腫れは引いてきたか？」
「あ、赤井。うん…だいぶ良くなったかも」
「そうか。もう少しだな……包帯を買ってきたからこれでしっかり固定してやろう。そうすれば2、3日くらいで良くなる」
「ありがとう。ねえ赤井」
「ん？」
「お風呂入りたいけど…どうしたらいい？温めない方がいいのよね？」
「風呂か…捻挫初期はやめた方がいい」
「えーーー」
「どうしても入りたいか？」
「入りたいよ。1日入らなかったら髪ベトベトしちゃうかも」
「ならば、俺が髪を洗ってやろう」
「はあ！？」
なんと、赤井が髪を洗ってやると言ってきた。
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touko(プロフ) - Yumiさん» 赤井さんかっこいいですね！私も早くくっつけたいですがまだ先になりそうです（笑） (2020年2月17日 22時) (
レス) id: bc4bf8fc59 (このIDを非表示/違反報告)
Yumi(プロフ) - 赤井さんかっこいい！早く付き合ってー！！ (2020年2月17日 22時) (レス) id: 21adf2ae7d (このIDを非表示/違反報告)
ひな - はい！はじめましてです！分かります(*´ω｀*) 赤井しゃんカッコイイです。一緒ですね♪ (2020年2月5日 1時) (レス) id: 623759395b (このIDを非表示/違反報告)
touko(プロフ) - ひなさん» はじめまして！赤井さんかっこいいですよねっ！私も大好きなキャラです(*´∀`*) (2020年2月4日 21時) (レス) id: bc4bf8fc59 (このIDを非表示/違反報告)
ひな - 私も赤井しゃん好きなので嬉しいいです！ (2020年2月4日 19時) (レス) id: 623759395b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：kyoko.
| 作成日時：2020年2月3日 14時
