一緒にいたい【赤井秀一】

33. abduction ページ39

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(Aと連絡がつかない。まさか……)

赤井はAに何度かけても繋がらず、焦っていた。現在羽田空港にいる。

すると…

ピリリリ！


「もしもし」

《赤井さん！キャメルです！》

「どうした」

《Aさんがジンに拉致されたという情報が！！！》

「く…やはりそうか」

《とにかく捜してみます！！》

「わかった」

赤井も急いでAを捜すことに。

「…一緒に連れていけばよかった。あいつが殺さないのは…俺を誘き寄せる為か」

ジンはすぐに殺さず、Aを拉致した理由が赤井を誘き寄せるものだとすぐ気づいた赤井。


「A……死ぬな。必ず助ける……奴が行く場所は…あそこしかない」

赤井はジンのお気に入りの場所にいるのではないかと悟った。

(ジンはどうか知らんが、Aはいい女だ。あいつがもし気に入ってしまうことがあればAは抱かれてしまうかもしれん…)

それは絶対嫌だと思う赤井は珍しく走った。





＊＊＊

とある地下にあるバー。ここはジンのお気に入りの場所である。裏カジノもあり、客が結構いる。その奥には個室がある。Aはそこに居た。

「う、うう……な、なによこれ」

「目が覚めたか」

「ジン！縄を解いてよ」

Aは腕を縄で縛られている。


「フン、解けと言われてする奴がいるか」

「私を拉致したって赤井は来ないわよ」

「…赤井秀一のことはウォッカに任せてある」

「は…？」

ジンはAに近づくと…
Aを起こし、顎を掴んで上を向かせた。

「さ、触らないでよバカ！」

「そんな口を利けるのも今のうちだ。だが…気の強い女は嫌いじゃねえ」

「なによ…！んっ…！」

Aはジンに噛みつくようなキスをされた。


「………」

「んっ、や…」

ガリッ

「っ、」

Aはジンの唇を噛んだ。すると血が滲んでAの唇にも付着する。

「はぁ…最低！」

「ここまでされたのは初めてだ。俺が今まで抱いた女はすぐイイ顔をしていたがな」

「一緒にしないでよ！」

「……俺はな、気に入った女は必ず抱く事にしてんだよ」

「近づかないで！」

ジンは口角をあげる。


※番外編へ。作成中

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