──（亀裂） ページ34
「Aさん何て言ったんだろうね？」
「…別にもういい」
「えー？」
「もういいんだよ。
好きじゃねえしあんな鈍感Aさんなんか…」
(……っ)
「あ、ほんと？じゃあ俺は安心してAさん
狙うからな？」
「……勝手にしろ。俺はどうでもいい」
「やったねー！現場行こうっと」
スタジオに入る良平、Aは立ち尽くしていた。
(………)
好きじゃないと言われて、何故か頭が真っ白になった。その日はAはNGを出しまくってしまい、皆に迷惑をかけた。
中「お前どうしたんだよ今日。なんか変だぞ」
福「こんなにNG出すなんて滅多にねぇじゃん？」
下「大丈夫？Aちゃん」
「だ、大丈夫よ…ごめんね」
福「いや、いいけどさ。体調悪いとかか？」
井「それなら早退して、別の日に録ったほうが」
「ううん、ほんと大丈夫だから。ありがとう」
代「無理しないで下さいね」
谷「そうだよAちゃん。なんなら送るぞ！
うちのマネージャーが！」
と冗談を言う谷山さん。
すると良平がこっちを見て口を開く。
良「しっかりしてよねAさん。
皆に迷惑かけ過ぎ。それでもプロなの？
さっきも遅刻しそうになったしさ」
「っ、ごめんなさい……」
井「ちょっと良平、なにその言い方」
冷たい言葉で罵る良平に、麻里奈は怒る。
良「迷惑かけてんのは事実じゃん」
中「だからってその言い方はねえんじゃねえの？」
福「どうした…
お前がAにそんな口利くなんて」
良「別になんもないです、プロならちゃんとして。
こっちだって次の仕事があるんだから、
ちんたらやられても困るんですよ」
「……っ」
中「芸歴が長い奴はそんなに偉いのかよ。
上から言ってんじゃねえよ」
良「…中村さんはAさんに気があるから、
そうやって優しくして庇うんでしょ？
これが他の人なら、俺みたいに言うでしょう」
中「は？お前なに、喧嘩売ってんの？」
下「やめなよ中村君」
良「俺は間違ったこと言ってない。
AさんがNGばかり出すのが悪いじゃん」
福「お前黙って聞いてればさ…」
中「ふざけんなよこら…」
中村は良平の胸ぐらを掴んだ。今にも殴りそうな雰囲気だった。
「やめて、もうやめて…！私が、私が悪いのよ…
だから喧嘩しないでよ…お願い」
Aは必死に泣くのを我慢した。
良(イライラして八つ当たりしてしまった…
本当はそんなこと思ってないのに…酷いな俺は…
Aさんと仲がいい中村さんに嫉妬して…)
ちゃんと心の中で反省していた。
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touko(プロフ) - 零さん» コメントありがとうございます！とても嬉しいです(*^^*)がんばります！ (2019年9月5日 20時) (
レス) id: c11673b5a2 (このIDを非表示/違反報告)
零 - とても面白しろくて、キュンキュン来ます！とても楽しにに待ってます！頑張ってください！ (2019年9月5日 19時) (レス) id: 1fd7ff5cc4 (このIDを非表示/違反報告)
touko(プロフ) - 太陽と月さん» コメントありがとうございます！キュンキュンしてくれて嬉しいです（笑） (2019年8月29日 7時) (レス) id: 3b75873965 (このIDを非表示/違反報告)
太陽と月(プロフ) - めちゃくちゃキュンキュンします〜！！毎回いいところまでいくから良平さんがんばれ！ってなります! (2019年8月29日 0時) (レス) id: 5e98f23515 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：touko.
| 作成日時：2019年8月28日 15時
