──（気持ち） ページ32
宮「そうだったんだ…」
「良平くんはなんで私にこんなことって…」
信「僕が原因ですよね、すみません」
宮「いや、のぶ君は別に悪くないよ。
良平さんて結構、嫉妬深いんだな〜って」
宮野ものぶも良平の気持ちは知っている。
宮「Aさん、なんで良平さんがAさんに
キスマーク付けたり、耳にキスしたりするか…
さすがに分かったでしょ？」
「え…？」
信「宮野さん、それ言っていいんですか？」
宮「このままだと、Aさんが仕事に
集中出来なくなるかもしれないもん。
だから言った方がいいよ」
「なに？」
宮「Aさんはこういう事に鈍感だね。
好きだからじゃん」
「………」
宮「良平さんはAさんが好きなんだよ。
だからあのドラマＣＤだって引き受けた。
相手がAさんだから。キス音の練習だって
Aさんを呼んでしたくらいなんだから。
好きな人が相手じゃなきゃ練習なんてしない」
「良平くんが、私を…？」
宮「うん。本人は俺達に言ってくれたからね」
信(言わないほうがよかったような…
木村さん本人が云うべきだと思いますよ僕は…)
のぶは言わない方がいいと思った。
＊＊＊
別の日…２月中旬。
あれから良平とは会っていない。電話もメールもない。そして、今年はAはバレンタインチョコを良平にあげていなかった。柿原はAのチョコを貰ったことを良平に自慢するも、彼は反応が薄かったらしい。
しかしよほど強く吸ったのか、なかなかキスマークは消えなかった。
なので、首が隠れる服ばかりを着ていた。そして今日はおお振りのアフレコ３日目だった。
まだ良平の出番はないので、現場にはいない。
そしてアフレコが終了した後、服装について福山さんが話しかけてくる。
福「A、お前最近首が隠れる服ばかり着てるな」
中「そうだよな。何着持ってんだよ」
代「でもどれも似合いますよね、七井さんは！」
赤色だったり、緑色だったり、白色だったりと毎日服は違うが、首が隠れる物ばかりである。
「いや…ほら、まだ寒いじゃない？だからよ。
ありがとうウイング」
福「確かに寒いけど、首元がサワサワしない？
俺あんまり好きじゃなくてそういうの着ないねー」
「確かにサワサワするけど、暖かいわよ」
中「この生地厚そうか？」
といって触ろうとする中村に対し
「ちょ…触らないで！」
中「…！」
「あ…ごめん、ほら…サワサワするから、ね？」
中「お、おう…悪いな」
なんとか誤魔化せた。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 147人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「男性声優」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
touko(プロフ) - 零さん» コメントありがとうございます！とても嬉しいです(*^^*)がんばります！ (2019年9月5日 20時) (
レス) id: c11673b5a2 (このIDを非表示/違反報告)
零 - とても面白しろくて、キュンキュン来ます！とても楽しにに待ってます！頑張ってください！ (2019年9月5日 19時) (レス) id: 1fd7ff5cc4 (このIDを非表示/違反報告)
touko(プロフ) - 太陽と月さん» コメントありがとうございます！キュンキュンしてくれて嬉しいです（笑） (2019年8月29日 7時) (レス) id: 3b75873965 (このIDを非表示/違反報告)
太陽と月(プロフ) - めちゃくちゃキュンキュンします〜！！毎回いいところまでいくから良平さんがんばれ！ってなります! (2019年8月29日 0時) (レス) id: 5e98f23515 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：touko.
| 作成日時：2019年8月28日 15時
