──（痕）＊ ページ31
「耳弱いなら…ん、もっとしてあげるよ…」
耳どころか、首筋にも舌を這わす良平。そして強い痛みが生じた。
「痛…っ、良平くん…痛いよ…っ」
くちゅ、ちゅ…
「ん、はぁ…」
「んん…っ、言う…から、あっ…やめて…」
「じゃあ言って、早く……」
耳にキスをするのはやめない。
「あ…っ、良平くんの…こと
弟みたいだなんて…ふぁ…っ、んん…
思った事……ない、よ…っ」
chu…
chu
耳に舌を入れてきた。くちゃくちゃと音がする。
Aは感じてしまった。
「ん…ほんと？」
囁かれてしまう。
「ほ、ほんとうよ…っ、だからお願い…
もう…あ…やめ、て…」
「わかった。それなら、弟として見てないなら…
どう思ってるの？」
「え…？」
「俺の事。今の感じたでしょ？」
良平はキスをやめ、真剣に聞いてくる。
「良平くんの…ことは、わからない」
「わからない？」
「わかんないわよ…どう思うかなんて…それに
なんでこんな事するのかだって…」
「………」
「なんで？どうしてこんな…こんなことするの？」
すると良平は後ろを向いて、ドアノブに手をかけて部屋を出ようとした。その間際、
「ねえ、良平くんこそ答えてよ…」
「……愛しいから」
「え…？」
「嫉妬したんだよ」
「しっと…？意味が分かんないよ」
「分からないならいい。ごめん今日はもう帰るよ。
ごちそうさま、美味しかった。またね」
良平は部屋を出た。
「なんで、こんな…」
Aは耳から首筋を愛撫され、下半身が疼いてしまっていた。
宮「良平さん、どーしたの？」
良「ごめん、俺もう帰るわ」
信「え!? どうしてですか？」
良「ちょっと…飲みすぎたみたいだ。
悪い、ほんと。この埋め合わせはまた…」
良平は二人と目を合わせずに言葉を交わし、帰ってしまった。
宮「良平さん、Aさんと何かあったのかも」
信「しばらく出てきませんでしたからね」
そしてAが出てきた。
宮「Aさんどうしたの？」
「マモちゃん…」
宮「あ…Aさん、首赤い」
信「本当ですね…それって、内出血してますよ」
「え…」
宮「ほら、鏡見て」
宮野に促され、Aは鏡を見た。すると白い首筋に一部、内出血が見えた。
宮「それってキスマークじゃない？
まさか良平さんに吸われたの？」
「………っ」
信「木村さんが七井さんに…」
宮「何があったの？」
Aは泣きそうになりながらも、二人に説明した。
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touko(プロフ) - 零さん» コメントありがとうございます！とても嬉しいです(*^^*)がんばります！ (2019年9月5日 20時) (
レス) id: c11673b5a2 (このIDを非表示/違反報告)
零 - とても面白しろくて、キュンキュン来ます！とても楽しにに待ってます！頑張ってください！ (2019年9月5日 19時) (レス) id: 1fd7ff5cc4 (このIDを非表示/違反報告)
touko(プロフ) - 太陽と月さん» コメントありがとうございます！キュンキュンしてくれて嬉しいです（笑） (2019年8月29日 7時) (レス) id: 3b75873965 (このIDを非表示/違反報告)
太陽と月(プロフ) - めちゃくちゃキュンキュンします〜！！毎回いいところまでいくから良平さんがんばれ！ってなります! (2019年8月29日 0時) (レス) id: 5e98f23515 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：touko.
| 作成日時：2019年8月28日 15時
