02.practice of kiss（K.Ryohei） ページ3
XXXHOLiCを終えた後、中村たちから連絡がありご飯に誘われたが全て断った。そして100均でアイマスクを購入したあと、良平君の家に。
ピンポン
チャイムを押すとすぐに出てきてくれた。
「いらっしゃい」
「こんばんは。お邪魔します」
「どうぞ」
お風呂から上がったばかりの彼の髪は濡れている。
「ごめんね、今風呂から上がってさ」
「ううん、いいよ」
「ビール飲む？」
「じゃあ頂こうかな」
「りょーかい」
下は黒のズボンを履いて、靴下も履いてて白いTシャツを着ていた。まさに部屋着って感じの良平君。
「はい、乾杯」
カンとぶつかる音がした。
「んー美味しい。風呂上がりは特に旨いなー！」
「そうだろねぇ…分かるよ。
はい、アイマスク買ってきたわ」
「ありがとう」
テーブルには既に原稿を用意している良平君。
「じゃあさっそく練習するか」
と言うが…
「いやいや良平くん、まず髪を乾かしなさい；
原稿が濡れたら大変なんだからね？」
「あ、ごめん。わかった。
……Aさんに乾かしてほしいな」
「私が？しょうがないな…」
Aは良平君の後ろに行き、ドライヤーを起動して乾かしてあげた。
「これでよし！」
「ありがとー」
「いいよー。ねえ良平くん」
「ん？」
「昼さ、どうして機嫌悪そうだったの？」
柿原とのやり取りで機嫌が悪くなった事に対して聞いてみる。
「Aさんに膝枕してもらったって、
あいつが自慢してきたから…」
「え？」
「嫌だった。ただそれだけ…」
「でも私は仕方なくしたのよ？仕方なくよ？
あの時は達央と付き合っていたし」
仕方なくだけ強調して言った。
「達央と付き合ってる時？だいぶ前か…」
「うん」
「それじゃあ…俺にもして」
「え…」
「膝枕、してほしいな。
練習終わったらしてよ、お願い」
「…もう！良平くんまでそんなこと言う」
「……Aさんだから」
「……？」
「Aさんだからだよ。
家にあげるのだって、Aさんだからいい。
このドラマＣＤも、相手がAさんだから
引き受けた。他の人だったら断ってる」
「良平くんは…そんなに私がいいの？」
「そうだよ。ずっと一緒に現場にいたいくらい」
彼も結構アプローチしているのだが、その好意になかなか気づいてくれないA。
「……」
「さて、それじゃあ練習しよう」
「う、うん」
「じゃあ俺と一通りセリフ通してみようか」
練習を開始した。
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touko(プロフ) - 零さん» コメントありがとうございます！とても嬉しいです(*^^*)がんばります！ (2019年9月5日 20時) (
レス) id: c11673b5a2 (このIDを非表示/違反報告)
零 - とても面白しろくて、キュンキュン来ます！とても楽しにに待ってます！頑張ってください！ (2019年9月5日 19時) (レス) id: 1fd7ff5cc4 (このIDを非表示/違反報告)
touko(プロフ) - 太陽と月さん» コメントありがとうございます！キュンキュンしてくれて嬉しいです（笑） (2019年8月29日 7時) (レス) id: 3b75873965 (このIDを非表示/違反報告)
太陽と月(プロフ) - めちゃくちゃキュンキュンします〜！！毎回いいところまでいくから良平さんがんばれ！ってなります! (2019年8月29日 0時) (レス) id: 5e98f23515 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：touko.
| 作成日時：2019年8月28日 15時
