万能声優の日常Ⅲ【木村良平】 (ページ8)

今日:3 hit、昨日:7 hit、合計:100,792 hit

── ページ8

小「七井さん、お疲れさまでーす！」

「お疲れ亜美ちゃん、アフレコの帰りかな？」

小「そうなんですよー。もう帰ろうかと
思ってたら…福山さんと運命的な再会をっ」

福「なにが運命的だよ、やめてくぇれ」

「ププッ、潤…噛んだよ？あははっ」

くれが言えずくぇれとなったので思わず吹き出すA。

小「潤!? 潤て呼んでるんですか？」

「え？うん」

Aが潤呼びした事にかなり反応する小清水。

小「まさか…付き合ってるんですか!?」

福「実はそうなんだよ。俺はこいつとね───」

小「え～～!?」

「違うから！絶対違うから！私は友達よっ」

めちゃくちゃ否定するA。

小「友達…ですか？」

「そうよ。友達でも呼び捨てするでしょ？
タメ口も彼から許可おりてるからね。さっきのは
潤がついたウソよ」

小「よかったぁ～！」

福「はあ…；」

小清水は明らかに福山さんに好意を持っている。柿原がAを好きなくらい、小清水も福山さんに惚れているのだ。

小「今から何処か行くんですか？」

福「デートだよデート」

小「え、デート？」

「違うけん！そげんかこと言うなら、
もう遊ばんけんね！」

博多弁が出てしまった。

福「わかったよごめん；」

「ゲーセンに行くのよ。よかったら亜美ちゃんも
一緒に行く？」

福「おいA！；」

小「いいんですか～!? いきますいきます！」

こうして小清水もゲーセンへ行くことになった。

彼女は嬉しくてAたちの２m前を一人でスキップしながら歩く

小「♪～～」

(おいA、なんであいつも誘ったんだよ)

ヒソヒソ話している

(だって潤と遊びたそうだったんだもん)

(俺ずっとあいつの誘い断ってたんだぞ；)

(どうして？
たまには遊んであげればいいじゃない)

(俺が相談したかった事は小清水の事だったの！)

(え？そーなの…？でもまあ誘ってしまったから
仕方ないわね)

福「はぁ～…」

深いため息をついた。

小「見えました～っ、SEGAですよね！」

「そうそう」

福「中村達がいるかもな」

「それはそれでいいけどね！入ろうか」

３人は中村達行きつけのSEGAへ。