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「じゃあ今日は飲もっか！ね、下ちゃんよっ」
Aは下野の肩に手を置いた。
「おう！飲むぞー！」
Aと下野はアルコールを頼んだ。
中「A、お前明日の予定は？」
「明日はNANAのアフレコの後に、
事務所に台本取りに行って…ドラマＣＤの
オファー来たから打ち合わせ。その後XXXHOLiC」
下「ドラマＣＤって何に出るの？」
「それがねー…水波風南先生のね、
レンアイ至上主義っていう漫画のドラマＣＤを」
杉「え…マジなの？」
井「その作品て、結構過激な性模写ありますよね」
麻里奈は少女漫画をよく読んでいる。
実は杉田も密かに読んでいた。
「そうなのよ。私は主人公の女の子の役」
中「相手役は？」
「……木村良平くん」
杉「なに!? 良平君だと？」
下「木村君ならいいよね。
やりやすいんじゃない？仲良い人が相手ならさ」
「でも逆に恥ずかしくない？
もしかしたらキス以上の内容かもしれないじゃん」
杉「これは聴くべきだ」
中「そうだな。妬けるが聴きたいわ」
「は…妬ける？」
中村はちょっと良平君が羨ましいと思っている。なんせAと恋人役が出来るのだから。
井「…かっきーが妬いちゃいますね、良平に」
「えー？そんなことないって；」
中「なに？かっきーはAの事が好きなの？」
下「えー今さら？態度見れば分かるじゃん！」
杉「俺もわかってた。あからさま過ぎるからな」
あの下野でさえも気づいていた。それほど柿原のアプローチはすごい。
「まあいいわ、それより──…」
中「良くねえよ。お前はどう思ってんの？
かっきーのこと」
「え？」
中「あいつの気持ち分かってんだろ？
ちゃんと応えてやれよ…好きじゃねえなら、
ハッキリ言うべきだろ」
「……うん、それは…分かってるけど…」
歯切れの悪い返事だった。柿原のことは別に普通の後輩と思っているからである。
その後カニがきてみんなで楽しく、美味しく食べた。中村にプレゼントを渡すと、彼はとても喜んでくれたのであった。
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作者名：touko.
| 作成日時：2019年8月17日 18時
