── ページ38
「結構ならんでるわね…」
「そうですね」
「麻里奈ちゃん大丈夫かしらほんとに…」
「確かに、かなり痛そうでしたからね」
長蛇の列で少し時間がかかりそうだった。
「ん？Aさん、そのネックレス可愛い！
とても似合ってますよ」
「ありがとう。良平くんにもらったのよ
クリスマスプレゼントでね」
「え、良平が？」
「うん」
「そうですか……」
「どうしたの？」
「いや…良平センスいいなぁ〜なんて思って…」
「？？ そうだね」
柿原は表情が曇ったのをAは見逃さなかった
「かっきー、どうかしたの？」
「ねえAさん、
あっちのアトラクション行きましょ！」
「え、アトラクション？
なら麻里奈ちゃんと良平くんも…」
「あいつらはほっとこ！行こう行こう！」
「でも…麻里奈ちゃんは…」
「良平がいるから大丈夫ですよ！ほらほら」
柿原から背中を押されると、携帯(ガラケーです)を落としてしまった。
「あ、すみません！」
「い、いいよ。でも背中押さないで！」
「わかりました。あ…俺が拾うよ！」
柿原はAの携帯を拾うと…
電源を長押しして、切った。そして自分のも切った
(良平に邪魔されたくない。これくらいいいよな…)
＊＊＊
「はぁ〜乗らなきゃよかったな」
「お前これ…タンコブ出来てるじゃん」
良平くんは麻里奈の頭を再び触るとタンコブを発見してしまった。
「あいたぁ！！！触らないでよバカ！」
「ごめん；」
「かっきー遅いな…」
「ホントな」
暫く沈黙する二人。
先に話したのは麻里奈だった。
「もしかして、二人でどっか行っちゃったかも〜」
「え？そんなわけないだろ。柿原お前のこと
心配してたじゃん」
「でも大好きなAさんと二人きりだよ？
今頃二人でデートしてるかもよ〜」
「………」
麻里奈がそう言うと、良平くんは黙ってしまった。
そして、彼は携帯を取りだしてAに電話をする。
《只今、電波の届かない所におられるか
電源が入っていないため、かかりません──》
2、3回鳴らしても、柿原にかけても同じだった。
「かからない…」
「マジで？ごめん、冗談で言ったんだけど…」
「……まりな、二人を捜そう。立てる？」
「うん」
良平くんは麻里奈と共に二人を捜すことになった。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 186人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
りさち(プロフ) - はじめまして！私も良平さんファンなので、読んでてニヤニヤしちゃいました！あと勝手ながらボードの方にもメッセージ送るで、読んでくれたら嬉しいです。 (2019年8月9日 14時) (
レス) id: 41b914f6ac (このIDを非表示/違反報告)
touko(プロフ) - 雨さん» はじめまして！良平さんとてもカッコイイし、良い声してるし、演技も上手ですよね(*^^)こちらこそコメントありがとうございます！ (2019年8月7日 17時) (レス) id: 3b75873965 (このIDを非表示/違反報告)
雨 - 初めまして！良平さんファンなので、とても嬉しいです！ありがとうございます！ (2019年8月7日 17時) (レス) id: ea14547cbd (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：touko. | 作成日時：2019年8月5日 21時
