満月の日（木村良平） ページ25
その夜───
帰り道、この日は満月だった。
ひと気が少ない道を通って家に向かう。
「はあ…結局流されてしまった」
Aは彼に
途中に公園があり、Aはブランコに座った
そして、コンビニで買ったビールを一本開ける
プシュッという音がし、グッと飲んだ
「ぷは…美味い！中村くんたちに伝えなきゃな。
家に呼ぶことも、中村くんたちの家に行くことも
出来なくなった」
簡単には行けなくなった。フリーの時とは違い複数とはいえ、女一人で男友達の家には行けない。
「はあ…」
「あれ、もしかして…七井さん？」
「ん？」
満月なので顔がはっきりとわかった
「え、木村くん？」
「何してるんですか？ブランコで1人…」
只今『満月をさがして』で共演中の、劇団ひまわり所属である木村良平(19)と偶然会った
「木村くんこそ…なんでここに？」
「友達の家から帰るところです。この近くなんで」
「そうだったの」
「はい。偶然ですね」
「うん。私も家はこの辺なんだ
ちょっと黄昏れてたの。ビール飲みながらね」
といって笑った。
「ビールか。いいなぁ…早く20歳になりたいです」
「そっか、まだ19か。若いなー」
「え？七井さんも若いですよ」
そう言いながら隣のブランコに座る良平くん。
「もう23だよー」
「いやいや若いから！」
「ありがと。わ…ピアス3個？すごいね」
「高校の時に空けました。左は1つです」
「へえ〜、ヤンキーだー」
Aはそう言って笑う。
「ヤンキーじゃないですもんっ
おしゃれって言ってください。七井さんも2、3個
空けてるでしょう？」
「ううん、私は両耳1個ずつよ。
トラガスも空けてるけどね」
「すごい。トラガスもおしゃれですよね」
「うん、そうなんだ」
Aはビールを飲み干した。
「七井さん、
さっき溜息ついてたみたいですけど…
何かありました？」
「うん…実は恋人が出来たのだけど…」
「え…そ、そうなんですか。
その割には嬉しそうには見えないですね」
「そうね。周りに押されちゃってね」
「押された？」
どういう意味なのか分からなかった
「付き合ってってずっと言われてて、
断っていたんだけど、先輩声優と入野くんに
押されて付き合ってしまって…」
「なるほど…入野にも押されたんですか。
七井さんはその彼のことはどう思ってます？」
「嫌いじゃないよ。でも恋愛感情はないの」
良平くんは無理して付き合う必要はないと言うが…
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touko(プロフ) - Lunaさん» ありがとうございます(*^^) (2019年8月30日 7時) (
レス) id: 3b75873965 (このIDを非表示/違反報告)
Luna(プロフ) - toukoさん» お返事ありがとうございます！そうだったのですね…夢小説と割りきって楽しみます！ (2019年8月30日 6時) (レス) id: db45296870 (このIDを非表示/違反報告)
touko(プロフ) - Lunaさん» この物語では現役中学生で入っちゃってますが、そこは気にしないで下さい。あくまで自分の妄想の小説なので（笑）、今は絶対高卒じゃないとダメですけど、昔は中卒でも入れたみたいですよ。 (2019年8月30日 4時) (レス) id: 3b75873965 (このIDを非表示/違反報告)
Luna(プロフ) - はじめまして、いきなりの疑問なのですが…青二塾って高校卒業してる年齢じゃないと入れないと思うんです…前は違ったのでしょうか…？ (2019年8月30日 2時) (レス) id: db45296870 (このIDを非表示/違反報告)
touko(プロフ) - 優希さん» はじめまして！コメントありがとうございます。番外編、いいですよ！(^^) (2019年8月2日 6時) (レス) id: 3b75873965 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：touko.
| 作成日時：2019年7月17日 23時
