杉田という男 ページ13
「いや、本当にいいから。ね？」
「わかりました」
杉田は渋々了承した。
「杉田くんは家どの辺？」
「ここから歩いて10分だよ。あっち方向」
「私は8分なの。方角はあっち」
杉田は西側、Aは東側である。
「わりと近いね。たまたま会った時は近くまで
一緒に帰ろうね杉田くん」
「え？い、いいの？俺みたいなのが七井さんと
一緒に帰っても…」
「なにそのネガティブな発言」
「俺みたいな変人が美しい七井さんと…
俺みたいな変人が美しい七井さんと…」
「そんなシンジくんみたいに言わなくても」
「さすがマヤだ〜」
逃げちゃダメだ、逃げちゃダメだのセリフの様に言う杉田にAは笑った。
「杉田くんは変人じゃない。面白い人なのよ」
「そ、そうかな。オーディションで誰も笑わなくて
よくすべるんだけど」
「ぷ…あはは、すべるんだ。
でもほら、オーディションでは笑わないでしょ」
「もうなんか七井さんが優しくて、
女神のように思える」
面白い人だと言われたことが嬉しかったようだ。
「め、女神？；絶対そんなことはないよ」
「いや！女神だっ！！それに俺の周りには
あんまり女性は近寄っては来なかったから、
女性と話すのはわりと緊張する」
「なんかこう…独特なオーラがあるんじゃない？
自分の世界みたいな」
「マイワールド？」
「そう」
「B型だからかな」
杉田はB型である。確かに自分の世界を持っていそうだ。良い意味で
「そっか、B型か」
「七井さんは？」
「A型よ」
「A型！相性イマイチ…」
A型とB型は相性が良くないが、
Aはそんなことはないと思った。
「えーそう？私はそう思わないなぁ
B型の友達たくさんいるし。好きだよB型」
「あ、ありがとうー！！やっぱり女神だ」
「ははは」
Aは苦笑いをした。なにが女神なのか意味不明だからだ。
「じゃあ1週間後にさっきのコンビニに、
10時に来て、一緒にオーディション行こう」
「うん、わかった。じゃあ七井さん、気をつけて」
「ありがとう、バイバイ杉田くん！」
これが杉田との出会いであった。
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touko(プロフ) - Lunaさん» ありがとうございます(*^^) (2019年8月30日 7時) (
レス) id: 3b75873965 (このIDを非表示/違反報告)
Luna(プロフ) - toukoさん» お返事ありがとうございます！そうだったのですね…夢小説と割りきって楽しみます！ (2019年8月30日 6時) (レス) id: db45296870 (このIDを非表示/違反報告)
touko(プロフ) - Lunaさん» この物語では現役中学生で入っちゃってますが、そこは気にしないで下さい。あくまで自分の妄想の小説なので（笑）、今は絶対高卒じゃないとダメですけど、昔は中卒でも入れたみたいですよ。 (2019年8月30日 4時) (レス) id: 3b75873965 (このIDを非表示/違反報告)
Luna(プロフ) - はじめまして、いきなりの疑問なのですが…青二塾って高校卒業してる年齢じゃないと入れないと思うんです…前は違ったのでしょうか…？ (2019年8月30日 2時) (レス) id: db45296870 (このIDを非表示/違反報告)
touko(プロフ) - 優希さん» はじめまして！コメントありがとうございます。番外編、いいですよ！(^^) (2019年8月2日 6時) (レス) id: 3b75873965 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：touko.
| 作成日時：2019年7月17日 23時
