seigaku.06 ページ6
「はい、越前君もお疲れさま」
「ども」
「はい周助君」
「ありがとうAちゃん」
「…っ」
ドリンクを受け取る際、手を重ねて来た不二
すぐに離したA
「Aちゃん、俺にもちょうだいっ」
「あ、はいはい！」
菊丸がAにドリンクをねだった
すると不二がずっと疑問に思っていたことを
菊丸に聞いてみた
「英二ってさ、夏川さんからの手渡しより
いつもベンチに置いてある方のスポーツドリンクを
取るよね。ぬるいのにどうして？」
「そうなの？どうして？」
「う、うーん…
Aちゃん、夏川さんに言わない？」
「うん、言わないよ」
「夏川さんが苦手なんだよ〜
3年になったばかりの頃、あの子ポイ捨てしたんだ」
「え、ポイ捨て？」
「そうだよ！食べた後のお菓子の袋、公園の
ゴミ箱じゃなくてその辺にポイって捨てたんだよ
それ見てからどうも苦手なんだ。なんか
裏表あるんだよあの子」
「そうだったのか。まあそんな感じはするよね」
「あの子はポイ捨てする子じゃないと思うわ」
Aはそんな子じゃないと否定するが菊丸は、
「え〜そんな子だよ。この目で見たんだからねっ」
と言い切る。Aは信じられなかった
以前、麻沙美はゴミをよく拾っていたのだから
「そんなこと…」
すると本人が来てしまった
「A、スポーツドリンク余ったから飲まない？」
「あ、ありがとう麻沙美」
Aは喉が乾いていたので、喜んで飲んだ
ゴクゴク…
「き、ぎゃぁぁぁ…っ！なにこれぇ！」
「えっ、どうしたのA!?」
「まさか…」
不二の言葉のまさか…とは
悲鳴を聞いた手塚はすぐ
Aの元へ駆けつけた
するとAはもう既に意識が無かった
「おい水野、しっかりしろ！」
「まさかアンタ、乾先輩の野菜汁飲ませたの？」
リョーマのこの言葉に麻沙美は
「えっ、私はちゃんとさっき
自分が置いた方のドリンクを…あっ！」
「どうなんだ夏川」
「乾君のと間違えた…」
もちろんワザとではないのだが、
菊丸や不二はワザとだと思っている様子
先程の菊丸の話を聞いてしまった後では
そう思ってしまうのだ
「すまない、俺も気づかずにそこに置いてしまった」
乾は謝った
「とにかく、Aちゃんを保健室に…
ってあれ？Aちゃんが居ない」
「もう部長が横抱きして
保健室に連れて行きましたよ、不二先輩」
「そ、そうか…早いね」
少しだけ開眼していた
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 213人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「テニスの王子様」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
赤 - 声のほうの小説も続きが見たいです… (2020年7月18日 0時) (
レス) id: 8e11450e23 (このIDを非表示/違反報告)
yukinem(プロフ) - 更新ありがとうございます！！！楽しみにしています！ (2020年5月22日 23時) (レス) id: 306a0f46b6 (このIDを非表示/違反報告)
touko(プロフ) - うたプリ大好き?さん» お返事遅くなりました！少しずつ更新していきます！ありがとうございますっ (2020年5月22日 23時) (レス) id: 4e969b708c (このIDを非表示/違反報告)
touko(プロフ) - yukinemさん» お返事遅くなりました！ありがとうございます！！ (2020年5月22日 23時) (レス) id: 4e969b708c (このIDを非表示/違反報告)
うたプリ大好き?(プロフ) - 続き気になっています！更新停止状態のままですが更新はされるのでしょうか？ (2020年1月16日 2時) (レス) id: 48370e286a (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：touko.
x他1人 | 作成日時：2019年6月7日 20時
