seigaku.34 ページ34
電車の中…
二人は隣同士で座る
「手塚君、携帯持ってないって本当なの?」
「ああ、必要性を感じなくてな。
不二達は持っているが、俺は固定電話でいい」
「どうして必要ないの?
休みの日に手塚君が家にいなかったら、
周助君たちも連絡取れないじゃない」
「俺がいる場所は不二達は大体把握している。
用があるなら直接来るだろう」
「へえー、どこにいるの?休日」
「図書館、本屋、テニスコートか河川敷だ」
「河川敷?」
「釣りが好きだからな。たまにするんだ」
「そうなんだ!意外とアウトドア好きなのね」
「ああ、キャンプも好きだ」
手塚の意外な趣味を知った
「手塚君が居たら頼もしいだろうなぁ…キャンプ」
「機会があったら一緒に行くか」
「うん、行くっ」
「では約束だ」
「うん、約束っ」
次の約束をした。二人でという意味でとった手塚だが、
Aは皆でという意味でとった
***
手塚が自宅まで送ってくれた
「手塚君、今日はありがとうね。とても楽しかったわ!」
「俺もだ、いい息抜きになった。また行けたら行こう」
「うん、それじゃあまた明日ね」
「ああ、またな」
手塚とのデートは終わった
もちろんこの後、Aが母親に茶化されたのは
言うまでもない
───────
───
─
月曜日
「おはようA」
「おはよー優奈」
教室に入ると、黒板に
「な、なにこれ」
"祝・人気投票ベストカップル!手塚&水野"
と書かれていた
「誰?これ書いたのは!」
Aの声に反応したのは吉澤
「人気投票1位になった水野と手塚のお祝いだよ!」
「ベストカップルって変じゃん」
という優奈
「学園祭では白雪姫と王子だぞ?まさに
ベストカップルだろ?それに俺昨日見たし!」
「何を?」
優奈の質問
「ちょっと吉澤君…」
「手塚と水野が柿の木坂テニスガーデンで
デートしてるのをだ!」
「えっ、そうなのA」
「う、うん…まあ。でもデートってわけじゃ…」
「………」
そう言って男子たちはヒュ〜ヒュ〜!と茶化した
優奈は少し嫉妬する
「なあなあ、付き合ってるのかよ手塚と」
「ショックだよ水野〜」
「ち、違うわよ!」
茶化してない男子たちの質問
するといつもの無表情で手塚が入ってきた
「手塚、人気投票1位おめでと!」
「………別に嬉しくはないが」
手塚が黒板に視線を向けた
あのベストカップルという文字を見る
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赤 - 声のほうの小説も続きが見たいです… (2020年7月18日 0時) (レス) id: 8e11450e23 (このIDを非表示/違反報告)
yukinem(プロフ) - 更新ありがとうございます!!!楽しみにしています! (2020年5月22日 23時) (レス) id: 306a0f46b6 (このIDを非表示/違反報告)
touko(プロフ) - うたプリ大好き?さん» お返事遅くなりました!少しずつ更新していきます!ありがとうございますっ (2020年5月22日 23時) (レス) id: 4e969b708c (このIDを非表示/違反報告)
touko(プロフ) - yukinemさん» お返事遅くなりました!ありがとうございます!! (2020年5月22日 23時) (レス) id: 4e969b708c (このIDを非表示/違反報告)
うたプリ大好き?(プロフ) - 続き気になっています!更新停止状態のままですが更新はされるのでしょうか? (2020年1月16日 2時) (レス) id: 48370e286a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:touko. x他1人 | 作成日時:2019年6月7日 20時