［Part３］Mysteriousな黒の組織ーWフェイス編ー【赤井秀一】

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『赤井さん、1週間も家を空けるの？』

「ああ、アメリカに戻らなくてはならなくなってな」

『どうして？』

「どうやら向こうで麻薬取引の事件が発生し、
手に負えないようだ。たちの悪いギャングのようでな、
それで俺が呼ばれたというわけだ」

『そうだったんだ』

「悪いがまたAの面倒を頼むよ。
その西の高校生探偵も来るなら安心できる。
Aには大学の行事で家を空けると言ってある」

『わかった、気をつけてね赤井さん！』

「ありがとう、ボウヤ」

チョーカーをONにしてリビングへ戻った



「もしもしコナン君？」

『昴さんから許可ももらったし…
じゃあ明日来るから、よろしく菜々姉ちゃん！』

「あの、コナン君も1週間泊まるのよね？」

『うん、そうだよ』

「わかった！それじゃあまたね！」

『はーい』

コナンとの電話は終わった




午前4時

変装を解いているAは迂闊にも
鍵をかけずに寝てしまっていた

キィ…

赤井はAの部屋に入る
昴の変装を解いていた

「すぅ…スー…」

寝息が聞こえてくる

「今日から1週間、お前に会えないのか…」

返事は返ってこない
熟睡している

少し暑いのか、胸元がはだけていた

「……」

chu…
白い首筋に何度かキスを落としていった

ちゅうぅぅ…っ

「んん……すぅ…すぅ…」

思わず強く吸ってしまい、キスマークがついた

(まずいな…つい吸ってしまった)

そして額にキスして、最後に唇にする


チュ…チュ、チュ…

「ん……」

少しAは身を捩るが起きない。


赤井が眠るAにキスをしたのはこれで三度目だった

「愛している……A」

そして…
アメリカに滞在するに必要な荷物を持って
工藤邸を後にした。



＊＊＊

朝、6時

「眩し…カーテン閉めるの忘れてた」

起きてすぐ洗面所に向かう

「昴さん、もう行ったみたいね…」

キィ…
洗面所で顔を洗った

「ふぅ…気持ちいい」

タオルで顔を拭いて、鏡を見た。すると…


「え、これ…虫に刺された？」

赤井がつけてしまったキスマークに気づいた


身を乗り出し、よく見ると内出血してる

「内出血……これって、キスマーク⁉
ま、まさか昴さんが私に…」

虫刺されとキスマークでは違う。
キスマークは内出血するのだ。

(昴がしたと思っただろうな…
しまった、俺としたことが)

飛行機の中で少し後悔していた赤井だった

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