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black.117 ページ17

「ごめんなさい昴さん…私、取り乱してしまって」

「いえ、大丈夫ですよ」

「お詫びに昴さんがして欲しいこと何でもします!トイレ掃除でも何でも」

「何でも、ですか」

「はい」

「その言葉、後悔しませんか?」

意味深な言い方をする昴

「え?はい」

「わかりました。それでは後で僕の部屋に来てくださいね」

「はい、じゃあお風呂入って来ます」

Aはお風呂場へ向かった

(気づかれたかと思ったが…まさか昴が殺したと思っていたとは。ん?しまった…スマホを脱衣所に忘れた)






Aはすべて脱いでから変装を解こうと思っていた。しかし、上を脱いでブラを外した時…

「菜々さんすみません」

ガチャ

「きゃあぁ…っ」

すみませんと言いながらドアを開けてしまった昴。
Aは咄嗟に両手で前を隠した

「ちょ、ちょっと昴さん…⁉」

やばいと思い昴はドアを閉めた
そしてドア越しに喋る

「すみません、僕のスマホありませんか?」

「ありませんよ…!」

「よく見てもらえませんか?絶対あるはずです」

床にスマホが落ちていた


「あった、ありましたよ昴さん」

「ドア開けてもよろしいですか?手を出すので下さい」

「は、はい…」

昴は少しだけドアを開け、手だけを出すと
Aはスマホを昴の手に置いた

「ありがとうございます」

「あの…み、見ました?私の…」

胸を見たかとAは聞いた


「何をですか?」

「い、いやその…」

「あぁ〜…大丈夫、見てませんよ」

「本当に?」

「はい、本当です。それでは後ほど僕の部屋にお願いします」

「はい…」

見てないと言ったが、本当は少し見てしまった

(一瞬見えたよ…すまん)

心の中で謝った



**

昴の部屋に来たAはノックをする
コンコン、

「はい」

「菜々です、お邪魔します」

「どうぞ」

中に入ると、昴はベッドの上に座っていた


「あの…なぜここに?」

「さっき書斎で、何でもすると仰いましたよね?」

「はい」

「ですから菜々さんには僕と一緒に寝てもらいます」

「えっ…⁉ ね、寝る⁉」

「最近レポートを書くのが忙しくてあまり寝てないんです。ですから抱き枕にしたいと思いましてね」

「…そ、それは」

いきなり抱き枕にしたいと言われても困るが、何でもすると言ったのは自分


「だめですか?」

「──その前に聞きたいことがあるんです」

「…聞きたい事とは?」

Aはずっと昴に聞きたいことがあった。それは

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poco(プロフ) - 初コメ失礼します!とても面白くてすぐ読み終わってしまいました!続きが気になります!更新楽しみにしています! (4月23日 4時) (レス) id: 7086e430c4 (このIDを非表示/違反報告)
touko(プロフ) - ゆかさん» 大好きと言って頂き恐縮です!ありがとうございます\(^o^)/ (2020年2月28日 0時) (レス) id: bc4bf8fc59 (このIDを非表示/違反報告)
ゆか(プロフ) - お話大好きです!楽しみに更新待ってます。 (2020年2月27日 22時) (レス) id: 44e2ced5af (このIDを非表示/違反報告)
touko(プロフ) - ベルモットさん» ありがとうございます! (2020年2月5日 22時) (レス) id: bc4bf8fc59 (このIDを非表示/違反報告)
ベルモット - こんには、お久しぶりです。ベルモットです。引き続き読ませて頂きました。 (2020年2月4日 20時) (レス) id: e8970a172e (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:kyoko. | 作成日時:2019年5月22日 20時

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