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書斎にて
「新ちゃーんAちゃーん、おまたせっ」
「母さん遅かったな。昴さんと何話してたんだよ」
「うーん?色々よいろいろ!」
「ふーん」
Aは昴が近くに居ないと言う事を悟った
でないとコナンの事は"新ちゃん"とは呼ばないだろうと
思ったのだ。
「有希子さん、変装のチェックお願いします」
「OK!」
有希子はチェックし、特に問題なく出来ていると答えた
「問題ないならもう帰るんだろ?」
「あら、新ちゃんはもう私に帰れって言ってるの?
冷たいわね〜」
「いや…そういうわけじゃ」
「あなた達にお土産持ってきたのに〜」
「お土産…ですか?有希子さん」
「ええそうよ!」
有希子が持ってきたお土産は…
「じゃーん!これよっ」
「なんだこれ?」
有希子が見せたのは指輪だった
しかしよく見ると…
「これって…ベルツリー急行のパスリング⁉」
「マジかよ…すごいな母さん!」
「優作が取ってくれたのよ♡
Aちゃんと昴君の分もちゃんとあるわよ!」
「わあ、嬉しい!ありがとうございますっ」
ベルツリー急行は豪華列車らしい。
オーナーは鈴木財閥、園子の父親だという
「またあそこか。さすが鈴木財閥だな」
「そうね。私もその日はまた帰国するから、
よろしくね?新ちゃん!」
「ああ、わかったよ」
ベルツリーの日はまだ2ヶ月先である
それはさておき、有希子がいきなり
Aに質問をする
「ねえAちゃん」
「はい?」
「まだ赤井君のこと好き?」
「え?」
「昴君のことどう思ってるのかなーって
思ってね?」
(何聞いてんだよ母さん;)
「昴さんの事、何とも思ってないっていうのは
嘘になるんですけど…この前も首にキスされちゃったし…
どうしてあんな事するか分からなくて」
「昴君、Aちゃんのこと好きなのかもよ?」
「ま、まさか。でも、私は秀が好きだから…
死んだ今でも彼が好きなんです!
秀以外の人は考えられないんです…私」
「そう…赤井君は幸せ者ねっ」
「え?」
「これからも想い続けてね?
そしたらきっと、いい事があるから!」
「いい事、ですか?」
「ええ、とってもいい事があるわよっ
そのうち解るわ!」
「は、はあ…;」
ニコニコしながらそう言われた
ベルツリー急行のパスリングを渡し終えた有希子は
アメリカに帰っていった
「コナン君、いい事ってなんだろうね?」
「さあ?分からないけど…
赤井さん関連かもしれないね?」
「どういう意味?」
いつか沖矢昴が赤井秀一と言う事を
有希子はバラすつもりかもしれないと
コナンは思った
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poco(プロフ) - 初コメ失礼します!とても面白くてすぐ読み終わってしまいました!続きが気になります!更新楽しみにしています! (4月23日 4時) (レス) id: 7086e430c4 (このIDを非表示/違反報告)
touko(プロフ) - ゆかさん» 大好きと言って頂き恐縮です!ありがとうございます\(^o^)/ (2020年2月28日 0時) (レス) id: bc4bf8fc59 (このIDを非表示/違反報告)
ゆか(プロフ) - お話大好きです!楽しみに更新待ってます。 (2020年2月27日 22時) (レス) id: 44e2ced5af (このIDを非表示/違反報告)
touko(プロフ) - ベルモットさん» ありがとうございます! (2020年2月5日 22時) (レス) id: bc4bf8fc59 (このIDを非表示/違反報告)
ベルモット - こんには、お久しぶりです。ベルモットです。引き続き読ませて頂きました。 (2020年2月4日 20時) (レス) id: e8970a172e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:kyoko. | 作成日時:2019年5月22日 20時