今日:1 hit、昨日:0 hit、合計:28,006 hit
小｜中｜大
カムサハムニダ ページ6
→
それからというもの、俺は恩返しのつもりでAが苦手なダンスの練習に付き合った。
「ここはキレを意識するよりも、身体のしなやかさを意識するんだ。」
『っはぁ………はいっ！』
何時間にも及ぶ練習に息を切らすAだけど、
この時間以外にも自主練を続けていることを俺は知っている。
メンバー入りして間もない頃のAとは似ても似つかない。
一歩ずつだけど。確実に、着実にコイツは変わってきている。
他のメンバーも認めてはいるんだと思う。
けど、俺と同じように、時間が必要なんだ。
「ん〜…よし、ちょっと休め」
水とタオルを手渡すとAは嬉しそうに
『ありがとうございます！』と言って笑った。
この笑顔に救われた人はきっと沢山いるはずだ。
俺の方こそありがとう。
言葉には出せない俺は臆病だけど、
* * * *
''…絶対、一緒にデビューしてやる。'''
そう誓った今日だった。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 103人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
rena(プロフ) - 読ませてもらいました！面白かったです(^^)続き読みたいです。楽しみに待ってます！！ (2020年1月11日 1時) (
レス) id: 9f7b5a42e7 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：凛空 | 作成日時：2018年9月28日 21時
