380話 ページ38
お久しぶりです
ーーーーーーー
零side
『………ただいま。』
今にも死ぬんじゃないのかと言う声色でそう言う。
ちなみに俺は大分後に帰ったから、今はだいたい……午前2時だな。まぁ、こんな時間に起きてるやつなんて……
「おや、今日は遅かったですね。帰らないんじゃないかと思いましたよ。」
いた。
前から声がし、ゆっくりと上へむく。今まで俯いていたから分からなかったが、骸が目の前に立っていた。
『………骸？』
なぜ起きているのか、待っていてくれたのか、そんなことが頭を駆け回り、骸なのは確かなはずなのに、疑ってしまう。
「それ以外に誰がいるんです？」
いつもと変わらない声で、クスクスと笑う骸。
あぁ、骸だ。
どうにもその声が、酷く俺を安堵させる。安心したからなのか、それとも疲れているのか……。
定かではないが、兎に角力が抜け、骸の方へ寄りかかってしまう。
「どうかしました？」
分かっているだろうに、それでも不思議そうに聞く骸に何かむしゃくしゃして軽く小突く。
「痛いですよ、零。」
『うっせ…分かってんだろ……、暫くこうさせろ。』
そう言って、柄にもなくグリグリと骸に頭を擦らせる。骸は呆れたような、それでも嬉しいような溜息をついて、「分かりました。」と頭を撫でる。
いつもの俺ならしないだろう。いや、するかは分からないが、兎に角何時もはやらない行動だ。
………*………
1分か、2分か、数えてないので分からないが、兎に角そろそろやめようと思い頭をあげる。
「満足しましたか？」
『……あぁ。』
むしろ満足したのはそっちの方だろう。そう言いたくなるほど顔が綻んでいる骸。普段なら見えないだろう顔を見れて、少し嬉しくなった俺だが、さっきのことを思い出してまた気分が沈む。
……。
少し間をあけ、骸を引っ張ってソファの所に連れて行き、座らせる。
「………零？」
流石にあまり見せない行動が不思議に思ったのか、なんなのか、心配したような声で聞いてくる骸。俺は黙ったまま、隣に座り、パタリと倒れ、骸の膝に頭を乗せる。
ゴロンと反対側、骸の方に身体を向ける。
『あと少し……このまま………』
そう独り言のように呟くと、頭が撫でられる。それがどうも睡眠を促して来て…。
あぁ、なんだかうとうとしてきた。
そう思った矢先、俺の意識がぷつりときれた。
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ミリア - 凄く気に入った作品で続きが楽しみですもし今後他の作品を作る予定があったらリボーンのツナ♀逆行か雲雀の姉か妹か娘がヒロアカかワールドトリガーかアニメKとコラボかトリップか転生した作品が読んで見たいです説明が下手ならすみませんこれからも頑張ってください (2018年4月2日 21時) (
レス) id: 673ec4ec31 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆっくりノワール×夜野兎 x他1人 | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hovel/AKOwww1
作成日時：2018年1月19日 23時
