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361話だ ページ19

昔と会ったことがない人達は首を傾げ誰だと呟いている。けれど遭遇したことのある私達は冷や汗を流した。あの頭のヘタ……間違いない。


「六道骸…!!」

「間違いない」

「骸……どうして…」

「お久しぶりです。相変わらずの平和ボケした顔ですね」

骸の言葉に私達はひくりと頰を引きつらせる。
最初から感じ悪いな、お前!!

「奴が霧の守護者の正体なのか、コラ」

けれどリボーンはニッと笑うだけで何も答えなかった。するとマーモンがウムっと少し思案した後に声を出した。

「六道骸…どこかで聞いた名だと思ったが思い出したよ」

言うと同時にマーモンが浮遊する。その頭に白い巻ガエルを浮かせて。

「確か普通なら牢獄行きになるはずなのに復讐者の一人が監視という軽い刑で済まされた者がいた。そいつの名が六道骸」

「そ、それって……確か零さん…?」

零に皆の視線が集う中、マーモンは続けてこういった。だが1週間ほど前に行方不明となったと聞いた、と。

その言葉にそんなことしちゃえば罪状が……と少し青ざめた表情で呟くツナに骸はクフフフと笑った。

「ボンゴレが誇る特殊暗殺部隊ヴァリアーの情報網もたかが知れてますね。現に僕はここに在る」

「面倒くさい奴だなぁ。いいよ、はっきりさせよう。君は女についた幻覚だろ」

刹那。ビュッと吹雪が吹き荒れた。

「幻覚でできた術士に負けてあげるほど僕はお人好しじゃないんだ」

おやおや、と六骸の下半身全てが凍りついていく。だが彼の表情に焦りの色はない。寧ろこの状況を楽しんでいるかのように見えた。

ピキンと数分も経たぬうちに六道さんは全身凍り付いてしまう。

「完全に凍ってしまったぞ!!」

「じゃああの骸は…幻覚!?」

「そんな…」

「さて化けの皮をはがそうか」

フード付きマントの中から取り出したのは鉄の大きなハンマーだった。

「もっとも砕け散るのはさっきの女の体だろうけどね」

六道さんに迫るマーモン。その速度はかなり速い。
彼との距離が残り1メートルを切った時だった、六道さんの瞳が六から一に変わったのは。

と同時に地面から現れるは大量の蔓。蔓はマーモンの体に絡みつき動きを封じる。

更に言えばその蔓には蕾がありふわりと開花して見せた。見たことがあるアレは……

「蓮の……花……」

そう、蓮の花……幻覚であっても綺麗だな。


「クフフフ。誰が幻覚ですか?」

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ミリア - 凄く気に入った作品で続きが楽しみですもし今後他の作品を作る予定があったらリボーンのツナ♀逆行か雲雀の姉か妹か娘がヒロアカかワールドトリガーかアニメKとコラボかトリップか転生した作品が読んで見たいです説明が下手ならすみませんこれからも頑張ってください (2018年4月2日 21時) (レス) id: 673ec4ec31 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ゆっくりノワール×夜野兎 x他1人 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hovel/AKOwww1  
作成日時:2018年1月19日 23時

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