360話 ページ18
零side
霧の中で、薄く見える手。その手には、壊れたはずの柄が握られていた。
「ムム！？」
マーモンの驚く声を聞きながら、0.1秒でも見逃さないようにジィーッと見る。どストレートに言えば、カッコいいし見逃したらもう見れないと思うから見逃したくないのである。誰だってそうだろうがな。
そうしてクロームの手は男の手のようにがっちりとした手になり、黒い革手袋を嵌めている。
「クフフフ」
体育館に響く声。それと同時に、グッと霧が濃くなり隠すように取り巻くよう渦巻く。
「クフフ。クフフフ」
「ムム？男の声…？」
そう、濃くなったの同時に声が低くなる。
そこにいるほとんどの人間が"？"になっていた時、バキッ…と何かが割れる音がする。
すると、マーモンに向かって床が盛りあがるように割れていく。
「！！」
ドギャッとそれがマーモンの隙を突いたのかそれが直撃し、「ムギャ！！」と言いながらどさっと倒れる。
「クフフフ、随分といきがっているじゃありませんか」
サァッと霧が晴れ、
「マフィア風情が」
そこにはクロームの姿はなく、骸の姿がいた。
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ミリア - 凄く気に入った作品で続きが楽しみですもし今後他の作品を作る予定があったらリボーンのツナ♀逆行か雲雀の姉か妹か娘がヒロアカかワールドトリガーかアニメKとコラボかトリップか転生した作品が読んで見たいです説明が下手ならすみませんこれからも頑張ってください (2018年4月2日 21時) (
レス) id: 673ec4ec31 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆっくりノワール×夜野兎 x他1人 | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hovel/AKOwww1
作成日時：2018年1月19日 23時
