353話だ ページ11
「こっちの霧の守護者のおでましだぞ」
翌日の夜。私達とヴァリアー幹部は体育館に来ていた。どうやらここが今宵の対戦フィールドみたいだ。
リボーンが言い終わると同時に柿本と城島が体育館の中に入ってくる。
「……なんで、やつらがここにっ!!」
「あ"あ"!!そうだった!!」
「あ……あれ?あいつらって」
「バ…!バカな!!なぜこんな時に!!」
ツナが立ち上がるとバっとダイナマイトを構える獄寺。そんな獄寺を制すのは零だった。
「おちつけ獄寺。あいつらはこちら側の霧の守護者を連れてきただけだ」
「な、何言ってるんスか零さん!だってこいつら…」
そこまでいって獄寺を含め私達は気付いた。ツナ側の霧の守護者が誰なのかを。
「ま…まさか…!霧の守護者とは…」
「……こいつらがつれてくるってことは…」
「う……嘘だ。……霧の守護者って……ろ…六道骸!!!」
その瞬間、クフフフっという笑い声が響く。けれどその声はいつもよりもワントーン高い。まるで少女のような声だった。黒曜二人組の背後に現るは人影。
「
纏っていたマントを脱ぎ捨て現れたのは眼帯をした少女だった。
「
「六道骸じゃ……ない!!?」
「クローム…ドクロ?」
「ん?だ…誰だ?この女子は…」
「零の知り合い?」
「ん?……まあな」
「霧の守護者って……この娘って……六道骸じゃ……ない……?」
すると獄寺は「騙されないで下さい!!」と声を荒らげた。
「そいつは骸です!!骸が憑依してやがるんです!!目的のためなら手段は選ばねえ!!あいつはそういう男です!!」
ま、まあ……骸だもんな。
獄寺の言葉を聞いたクロームは少し眉を下げた。
「信じてもらえないのね」
「ったりめーだ!!10代目!!あの武器を見て下さい!!それに眼帯で怪しい目を隠してる!!」
ツナはジッとクロームを見た後に六道骸じゃないよも告げた。い"っと振り返る獄寺はそーなんスか?っとコロっと意見を変える。
「いや…あの…なんとなくだけど……」
オロオロしながらいうツナにクロームは近付いた。
「庇ってくれるんだ。ありがと、ボス」
そして頰に口付ける。ちゅっとリップ音が響いた時、ツナは目を見開いて顔を朱色に染め上げた。
「え"え"ーーー!」
「んな"ーーー!!何してんだテメーーー!!!」
「あいさつ」
……あ、挨拶、なのか?
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ミリア - 凄く気に入った作品で続きが楽しみですもし今後他の作品を作る予定があったらリボーンのツナ♀逆行か雲雀の姉か妹か娘がヒロアカかワールドトリガーかアニメKとコラボかトリップか転生した作品が読んで見たいです説明が下手ならすみませんこれからも頑張ってください (2018年4月2日 21時) (レス) id: 673ec4ec31 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ゆっくりノワール×夜野兎 x他1人 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hovel/AKOwww1
作成日時:2018年1月19日 23時