192話だ ページ46
「んじゃ始めっぞ」
そして30分が経過した。東軍と西軍は塹壕に隠れておりその近くには沢山の雪玉がある。
「うし」
「遊びとはいえキンチョーするなー…」
雪玉を持つ山本と緊張したおもむきのツナ。
まあ……そーだよな。私も緊張してきた。
「開始」
ブオッと貝笛を吹くリボーン。だが両チーム動く気配はない。
「今出てったら集中放火だからな」
「こわ」
「下手に近付けないね」
すると最初に動いたのは西軍の笹川先輩だった。
雪玉も持たずにこちらにくる笹川先輩に山本は笹川先輩にむかって雪玉を投げる。
「わあ！すごい！」
「でた！山本の野球フォーム！！」
……が笹川先輩は拳一つで雪玉を砕けちった。
「そんななまくら玉、この�犇妨促好肇譟璽鉢瓩料阿任魯泪轡絅泪軻荏魁�！」
「笹川さんもすごい！！」
「拳一つで砕けるなんてな…」
「さすが常時死ぬ気男…」
「にゃろ。いくぜ」
次々と雪玉を投げる山本。ですが笹川先輩は極限連射とか言って全ての雪玉を破壊する。
「この二人ランキングに絶対ほしいよ〜〜。はあ…」
「今はだめだって！！」
「私達も山本さんを援護しなきゃな…」
「そーだね。ツナ兄、サク姉！！」
私達も山本の援護に雪玉を投げるが、効かんわ！の一言と同時に極限連射をされ了平先輩に全く通用しない。
「ひいっ」
「あの仁王みたいな人と京子姉が兄妹なんて信じらんないよ」
「……それが兄妹なんだよなぁ…あの二人」
「ツナ兄、サク姉、おされてるよ」
「も〜〜〜精一杯だよ！」
いくら投げても壊される雪玉。そんな時に雪玉を作っていたイーピンが動いた。
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作者名：ゆっくりノワール×夜野兎 x他1人 | 作成日時：2017年12月3日 16時
