19 ページ19
.
「おはようございます〜」
そう言って入ってきたのはリノとスアで。
やっぱり二人も一緒に来るのか、なんて思ってしまった。
二人も一緒に来てからかわれてたけどチャンビニが少し心配そうに私の方をちらちらと見ていたけど口パクで「もう大丈夫」と言えば少し安心したような、それでも心配そうな顔するから後でちゃんと話そうと思ったのだった。
それにしても、私はまだしもリノと同じくらいスアのことが好きだったヒョンジンは今日学校に来れないんじゃないか、なんて思っていた。
相当ショックを受けてたら……なんて思ったけどそんな心配をする必要がなかったように部室に入ってきたのだ。
「暑っつ〜…………なに？」
「ヒョンジナ、何も落ち込むことはないからな」
「そうそう、ヒョンにもいい人ができるって」
「……何お前ら……気持ち悪いんだけど……」
「慰めてる友達にそんな態度取るのか！？」
「そうですよヒョン！酷い！」
部室に入ればそうそうにチャンビニとイエニに慰められてるヒョンジンに少し笑っていればそれをくぐりぬけて私の前の席にやってきたのだ。
バックを机の上に置いたと思えばそのまま椅子に股がって私の方を向いてきてあのさ、と話しかけてきた。
「失恋したもの同士、ご飯でもいかない？あんな告白されちゃったらこっちに勝ち目なんてなくない？」
「そうそう、ヒョンジンのこと心配してたんだよ。でも私の身にもなってよ、好きな人から恋愛相談されて、ヒョンジンからもされて板挟みだったんだからね」
「じゃあ俺の奢りで！お詫びします」
「やった、いつにする？」
「あー、今日の帰りとか？」
「ヌナ、何の話？」
端の方の机で盛り上がっていれば隣の席にピリちゃんが座ってきてヒョンジンは「かわいいヨンボガ〜」なんてにっこり笑っている。
ヒョンジンが奢ってくれるからご飯に行こうと思って、と説明した後「ピリちゃんも行く？」なんて聞けば前からは「えっ」なんて驚きの声と隣からは「行く！」なんて嬉しそうな声が聞こえてきて思わず笑ってしまう
「ヨンボガ〜かわいいから奢ってあげたいところだけど三人分のお金が無いんだよ〜それでもいいなら一緒に来る？」
「え〜ピリちゃんには奢ってあげないの？かわいい後輩なのに？」
「ヌナ優しい〜」
「なっ……分かったよ、じゃあフィリックスと三人ね」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 684人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「StrayKids」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
白 - キュンキュンしながら一気読みしてしましました…！！素敵な作品を作って頂きありがとうございます！ (7月12日 7時) (
レス) @page45 id: 4aea3d1271 (このIDを非表示/違反報告)
さくらんぼ(プロフ) - アレキサンダーマックイーンさん» コメントありがとうございます💕喜んでいただけて嬉しいです！本当にありがとうございます🙇♀️ (2022年12月16日 0時) (レス) id: 208005c528 (このIDを非表示/違反報告)
アレキサンダーマックイーン - ピリちゃん可愛いなと思ったらリノ君にキュンキュンして...,,なんですか、神ですか？素敵な作品をありがとうございました！ (2022年12月14日 22時) (レス) @page44 id: 1662cc2da1 (このIDを非表示/違反報告)
さくらんぼ(プロフ) - 華さん» コメント、感想ありがとうございます！ピリちゃんとのお話は結構こだわって書いてたのでそう言っていただけて本当に嬉しいです🤦♀️最後までありがとうございました🙌 (2022年9月19日 18時) (レス) id: 208005c528 (このIDを非表示/違反報告)
華(プロフ) - 語彙力皆無で申し訳ないですがめちゃくちゃ良かったです！四角関係に胸が苦しくなりつつピリちゃんにキュンキュンしていい作品に出会えました。ありがとうございました！完結おめでとうございます！ (2022年9月19日 17時) (レス) @page46 id: f0743c2c5f (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：さくらんぼ
| 作成日時：2022年3月10日 11時
