新天地…4 ページ9
伏黒「誰だ」
虎杖「セーラー服……だよな、学生?まさか肝試しに来た地元のヤンキー?」
「ああ?ヤンキーじゃねぇ、元ヤンだ!こちとらとっくに足洗ってんだよ」
A「あれで…?」
釘崎「全然抜けてないじゃない」
少女の周りには確かに呪力が滾られており、伏黒は油断するなと忠告する。
伏黒「呪霊を祓ったのは、オマエだろ」
「テメェらがおっせぇからあたしが片付けちまったよ。ちったぁ張り合いのあるヤツらだと思ってたけど、この様子じゃあ大したことねーな!」
伏黒の問いかけに答えた少女はA達を煽るような物言いをする。少女の言い方に釘崎が黙っていなかった。
釘崎「何なのよアンタ。いきなり出てきて好き放題言いやがって」
「ハッ、んなことテメェらで考えな。それより…おい、ゼンイン(ナマエ)とイタドリユージってのはどれだ?」
少女はAと虎杖の名を急に呼び、二人は自身に指をさした。
「テメェらか。いいか、一つ言っておくけどよ…あたしはぜぇぇったい、テメェらより目立つ!!伊奘冉の生まれ変わりだか宿儺の器だか何だか知らねぇが、テメェらの時代はここまでだ!!」
少女はAと虎杖を見るなり指をさし、宣戦布告のような挑発をした。勿論、二人は「何を言ってるんだ?」と言いたげに困惑する。
A「は、はぁ……?」
虎杖「何言ってんの?ていうか今って俺らの時代だったの?」
「そういうことだからよ、ここの呪霊は残りも全部あたしが派手にぶっ飛ばしてやるぜ!!」
少女はそれだけを言い残してA達に背を向け先へと歩いていった。
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作者名:勿忘草 | 作成日時:2023年12月4日 23時