新天地…1 ページ6
京都姉妹校交流会の開催から数日後。A達は任務のため東京郊外のとある廃校へ来ていた。
虎杖「なんつーか、いかにもな場所だな。呪いってよりかおばけが出そうな雰囲気だ」
釘崎「トイレの花子さんとかね」
虎杖「音楽室のベートベンがキョロキョロしたりな」
廃校を見た虎杖と釘崎は学校の七不思議に登場する怪異の話をしていると伏黒が割って入ってくる。
伏黒「ベートベンは知らんが、トイレの花子さんは立派な呪いだぞ。特級に登録されてるレベルだし、遭遇したら終わりだ」
虎杖「マジかよ。やべぇな花子さん…トイレ行きたくならねぇように気をつけねーとな」
そんな会話をしている最中、Aのスマホの着信音が鳴る。
A「Aです……五条先生から、スピーカーにするね」
どうやら電話の相手は五条だったらしくAは虎杖達にも聞こえるようにスピーカーにした。
五条『そろそろ到着する頃かと思ってね。どうかな、現場の様子は』
伏黒「別に普通ですよ。内部から大した呪力は感じられませんし、窓の報告通り低級呪霊の巣窟でしかなさそうです」
釘崎「これ、私ら四人がかりでやんなきゃいけない任務なの?」
なぜ、A達が廃校に来たのか。それは、今回の任務先である廃校に“魔除け”の設置が主な目的だった。
簡単な任務に釘崎は不満そうな表情を浮かべ、五条自身も簡単だと言うが場数を踏んでほしく、四人を向かわせたようだった。
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作者名:勿忘草 | 作成日時:2023年12月4日 23時