輪廻眼の姫君【呪術廻戦Phantom】 (ページ11)

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新天地…6 ページ11

釘崎「っ……コレで何体目よ」
虎杖「数えてねぇ……なっ！！」

虎杖の拳が呪霊に当たりスーッと消えていく。虎杖が倒した呪霊が最後だったのが辺りが静かになる。

虎杖「っし、ここらの呪霊は今ので最後だな。ようやく一息つける」
釘崎「はぁ…適当な場所に魔除けを設置するだけで良かったのに。誰だか知らんけどあの女、余計なことしやがって」
虎杖「マジで誰なんだろうなあいつ」

虎杖はこの場にいる中で高専に詳しいAに少女のことを問いかける。

A「まだ何とも……でも私の知る限りじゃ、高専の生徒にさっきの子はいなかった」
釘崎「でもあいつ、東京校の〜とかほざいてたわよ。案外京都校の生徒だったりするんじゃない？」
A「どうかな。京都校にもいなかった気がするんだけど」

伏黒「どのみち今は確かめる術がない。だから、さっさと追いついて拘束して聞き出す」

この中で人がいい虎杖は、拘束という言葉にあまりノリ気になれなかった。

釘崎「敵かもしれないんだし仕方ないでしょ」
A「対話で済めば一番いいんだけどね」
伏黒「済めばな…もたもたしてるとまた呪霊に絡まれる。進むぞ」

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さらに奥へ進むと濃い呪力を発している場所へと辿り着く。

伏黒「呪力が濃くなってきてる。この先が呪霊発生の中心地だ」
釘崎「つまり魔除けを置くにはうってつけの場所ってことね」
A「でも、さっきの子もこの先に…」

視線の先から衝撃音が聞こえてくる。

虎杖「……いるみたいだな」