プロローグ ページ2
世界は今_____両面宿儺の受肉、そして輪廻眼の姫の生まれ変わりを発端とした動乱の中にあります。
故にこの場所にも、宿儺の器や輪廻眼の姫にまつわる『記憶』が多く集まる。
そして、数多の『記憶』が混ざり合うことで……
存在しないはずだった『記憶』が生まれる。
結木「急いでください、禪院さん、虎杖くん。任務に遅れたら先生に怒られますよ？」
A「あ、はい」
虎杖(福岡のやつは几帳面だな。約束の時間までまだ余裕あるのに)
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釘崎「こいつら、しつこいわね。数が多すぎるわよ」
竜胆「薔薇姉ぇ、後ろ！！」
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漏瑚「小童が！儂も甘く見られたものだな！」
七海「伏黒くん、我々の役割はあくまで時間稼ぎですが、相手は特級……最初から全力でいきましょう」
伏黒「分かってますよ____玉犬「渾」！」
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五条「僕が吹き飛ばして全て解決……だったら良かったんだけどね。
今回はそういう訳にもいかない。そこで”キミ”の出番ってわけ。
『手配書』に選ばれたことは、幸か不幸か。
この目でしっかり観察させてもらうとするよ」
ここは「幻影の呪霊」の”生得領域”……
数多の『記憶』が集積される場所。
まずは宿儺の器、輪廻眼の姫にまつわる”記憶”を蒐集するといいでしょう。
そうすればいつか、貴方がここへ来た理由も見えてくる。
記憶は時に物語であり、貴方に牙を剥く”敵”でもある。
『記憶』の蒐集は容易ではないでしょう。
ですが、恐れる必要はありません。
貴方には戦うための力が与えられている。
貴方が呼びかければ、彼らは答えてくれる。
”呪力”から『記憶』を読み取り”再現”することで、術師や呪霊の”幻”を使役する術式。
____名を
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作者名：勿忘草
| 作成日時：2023年12月4日 23時
