六章 任務「廃病院」…17 ページ10
A『等級が高い呪霊には知性があります。知性のある呪霊はこう考える。
”周りに味方が多数いれば、決して自ら動こうとしない”。
もし、そうなったら呪霊達を一匹も祓ってはいけません』
Aの話を聞いた乙骨は、目を開く。当然だ……呪霊を目の前に祓ってはいけないというのだから。
乙骨『そんなことしたら…!』
A『分かっています。下手をしたら怪我どころの話じゃなくなる』
乙骨『っ……具体的にはどうしたらいいの?』
A『…。
乙骨さんはただ避けつつ攻撃を防いでほしいんです。その隙をついて私が呪霊に”一瞬”触れる…それだけです』
見開いた目が今度は、目を点にさせ素っ頓狂な表情をしていた。
乙骨『え?それだけ?』
A『はい』
乙骨『はいって…』
A『その後、必ず”一瞬”の隙を作ります。その隙に………してください』
乙骨『一瞬って…そんな短い時間で……僕には無理だよ!!』
そう言った瞬間、Aは乙骨の胸倉を掴む。引き寄せられたことによりAとの顔の距離が近くなる。
A『無理じゃない。私はアイツにトドメを刺すことが出来ない』
乙骨『でも、たった一瞬じゃ…』
A『たった一瞬じゃない。”一瞬”です…その”一瞬”で…』
あの呪霊の懐に飛び込め!!
グシャッ!!!
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thmrt1214(プロフ) - とてもおもしろいです!更新楽しみにしています! (1月25日 23時) (レス) id: 1820409e74 (このIDを非表示/違反報告)
カーミィ - 更新ありがとうございます!!いつも楽しみに待っていますので頑張ってください‼️でも無理はしないで☺️ (12月31日 11時) (レス) id: 1079b99541 (このIDを非表示/違反報告)
勿忘草(プロフ) - 愛が…愛が足りないのか!?勿忘草の推しに対する愛が呪いになりそう(T_T) (12月19日 1時) (レス) id: d96a732bee (このIDを非表示/違反報告)
勿忘草(プロフ) - カーミィさん» カッコいいですよね!(*^▽^*) (12月9日 18時) (レス) id: d96a732bee (このIDを非表示/違反報告)
カーミィ - 東堂カッコいいですね!! (12月9日 17時) (レス) id: 1079b99541 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:勿忘草 | 作成日時:2023年10月8日 18時