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十章 予感…3 ページ40

伊地知「五条さん!報告が…」


場面は変わって新宿。

伊地知が駆けつけた時、五条は顎に手をやって考えを巡らせていた。


伊地知「……どうかされました?」
五条「いや……(あの目立ちたがりが前線に出てこない?京都の方か?なら、何かしら連絡があるだろ)」


新宿に他の呪詛師の姿はあれどこの戦いを引き起こした主犯格である夏油の姿がなかったこと、そして、その動き自体に違和感を感じていた。


五条「なんでもない。どうした?」
伊地知「こんな時にとは思いますが、早いほうがいいかと…以前調査を依頼された乙骨くんの件です」


乙骨の調査を伊地知に頼んでいたらしくその調査結果を聞くないなや、五条は目を開きすぐに行動に移す。


五条「パンダ!棘!」
パンダ「どうし……」


いつになく真剣な呼びかけにパンダと狗巻が揃って振り向く。だが、振り返り返事をする間もなく、五条に首根っこを掴まれ引きずられる。


五条「質問禁止!いまから二人を呪術高専に”送る”」
パンダ「はぁ!?」


引きずられた二人を離れた場所に立たせて、囲むように指で地面に印のような輪を描く。


五条「夏油は今、高専にいる。絶対!多分!間違いない!」
パンダ「どっちだよ!!」
五条「勘が当たれば最悪、憂太と真希二人殺された後、Aが奴の手に落ちる」


詳しく話す時間がなく単純明快な説明だけでも事の深刻さを察したのかパンダと狗巻は目を見開く。


五条「僕もあの異人を片付けてすぐ行く。Aを、二人を守れ。悪いが死守だ!」
パンダ「応!」
狗巻「しゃけ!」


力強い返事を聞いた五条は両手の指を交差させ、印を結んだ手をグッと合わせる。

パンダと狗巻の姿は消え、道路のアスファルトがえぐれた跡が残されていた。









ーーー



勿忘草です!!


五条先生の「Aを、二人を守れ。」というセリフね、好きな子を最初にするか後にするか迷いました。


五条先生にとって夢主ちゃんは特別だから名前単体で呼ばせたかったと言う欲が出てしまいました。





あと、どうでもいい余談ですが、最近さらに寒いですよね。

小説執筆中に指先がかじかんで上手く動かないし滑らない( ;∀;)


誤字っていたらすみません。

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thmrt1214(プロフ) - とてもおもしろいです!更新楽しみにしています! (1月25日 23時) (レス) id: 1820409e74 (このIDを非表示/違反報告)
カーミィ - 更新ありがとうございます!!いつも楽しみに待っていますので頑張ってください‼️でも無理はしないで☺️ (12月31日 11時) (レス) id: 1079b99541 (このIDを非表示/違反報告)
勿忘草(プロフ) - 愛が…愛が足りないのか!?勿忘草の推しに対する愛が呪いになりそう(T_T) (12月19日 1時) (レス) id: d96a732bee (このIDを非表示/違反報告)
勿忘草(プロフ) - カーミィさん» カッコいいですよね!(*^▽^*) (12月9日 18時) (レス) id: d96a732bee (このIDを非表示/違反報告)
カーミィ - 東堂カッコいいですね!! (12月9日 17時) (レス) id: 1079b99541 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:勿忘草 | 作成日時:2023年10月8日 18時

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