八章 再会…3 ページ23
夏油「久しぶりだねA。会いたかったよ」
そんな会話をしている一瞬のうちに、至近距離に入り込みAの目の前へと近づいた夏油がAの頬を両手で包む。
速い!!
真希やパンダ、狗巻も夏油の動きの速さを認識することはできなかった。もし、これが攻撃だったらと思うと汗が頬を伝う。
A「ぁ……す、傑さん」
真希(…傑?)
乙骨(…知り合い?)
夏油とAの会話を聞いた乙骨と真希は2人は顔見知り…いや、それ以上に深い関わりがあるのだと雰囲気で察した。
夏油「A、また一段と美しく、強くなったね」
まるで、子供の成長を喜んでいる親のように夏油は優しい笑みと甘い声で語りかけていた。
夏油「私はね…大いなる力は、大いなる目的のために使うべきだと考えているんだ。ねぇ、A…今の世界に疑問はないかい?」
A「……え?」
夏油「一般社会の秩序を守るために呪術師が暗躍する世界さ。つまりね、強者が弱者に適応する矛盾が成立してしまっているんだ……なんって嘆かわしい!!」
手を離したと思いきや遠回りしながらAの横へと並び、腰に手を置き引き寄せた。
夏油「万物の霊長が自らの進化の歩みを止めてるわけさ…ナンセンス!そろそろ人類も生存戦略を見直すべきだよ。
だからね、Aにも手伝ってもらいたくて迎えにきたんだ」
A「…協力って?」
夏油「非術師を皆殺しにして呪術師だけの世界をつくるんだ」
信じられない言葉が夏油から投げられAは目を見開き固まった。そして、「何を言ってんだ?」と乙骨達も戸惑いを隠せなかった。
444人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
thmrt1214(プロフ) - とてもおもしろいです!更新楽しみにしています! (1月25日 23時) (レス) id: 1820409e74 (このIDを非表示/違反報告)
カーミィ - 更新ありがとうございます!!いつも楽しみに待っていますので頑張ってください‼️でも無理はしないで☺️ (12月31日 11時) (レス) id: 1079b99541 (このIDを非表示/違反報告)
勿忘草(プロフ) - 愛が…愛が足りないのか!?勿忘草の推しに対する愛が呪いになりそう(T_T) (12月19日 1時) (レス) id: d96a732bee (このIDを非表示/違反報告)
勿忘草(プロフ) - カーミィさん» カッコいいですよね!(*^▽^*) (12月9日 18時) (レス) id: d96a732bee (このIDを非表示/違反報告)
カーミィ - 東堂カッコいいですね!! (12月9日 17時) (レス) id: 1079b99541 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:勿忘草 | 作成日時:2023年10月8日 18時