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七章 最悪の呪詛師…7 ページ19

夏油「嬉しいなぁ。いつぶりかな、全員集合は」


会議室への廊下を歩きながら、夏油は幼なげな笑顔を浮かべる。


夏油「そうだ、久しぶりに皆で写真を撮ろう。一眼どこだっけ?」
菅田「こちらに」


どこに持っていたのか、立派な一眼レフカメラを取り出した菅田は夏油に手渡し、さっそく菅田を交えて自撮りを始める。

そんな時、気分よくなっていた彼らの元へ無粋な怒鳴り声が近づいてきた。


「夏油!夏油を出せ!!」


慌ただしく走ってきた小太りな中年の男は夏油を見つけ、目を剥きながら迫ってきた。


「夏油!貴様ぁ!」
夏油「これはこれは、金森さん。そんなに慌ててどうされました?」
「とぼけるな!早くワシの呪いを祓え!オマエにいくら払ったと思っている!」

夏油「いくら?」
菅田「ざっと一億とんで五百万ですね。しかし、ここ半年間の寄付はありません」
夏油「あーあ、もう限界かな?」


まるで、古い家電や家具を買い替えようと決めた時のように、無機質な諦めを見せる夏油に金森は不安が押し寄せた。


金森「何を、言って……ぐあっ!」


金森は、急激な目眩と息苦しさに見舞われ、膝をついた。


夏油「猿にはね、それぞれ役割があります。金を集める猿と、呪いを集める猿…アナタは前者」






ーお金がないなら用済みですー

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thmrt1214(プロフ) - とてもおもしろいです!更新楽しみにしています! (1月25日 23時) (レス) id: 1820409e74 (このIDを非表示/違反報告)
カーミィ - 更新ありがとうございます!!いつも楽しみに待っていますので頑張ってください‼️でも無理はしないで☺️ (12月31日 11時) (レス) id: 1079b99541 (このIDを非表示/違反報告)
勿忘草(プロフ) - 愛が…愛が足りないのか!?勿忘草の推しに対する愛が呪いになりそう(T_T) (12月19日 1時) (レス) id: d96a732bee (このIDを非表示/違反報告)
勿忘草(プロフ) - カーミィさん» カッコいいですよね!(*^▽^*) (12月9日 18時) (レス) id: d96a732bee (このIDを非表示/違反報告)
カーミィ - 東堂カッコいいですね!! (12月9日 17時) (レス) id: 1079b99541 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:勿忘草 | 作成日時:2023年10月8日 18時

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